Q.葬儀の種類ってどんなものがあるの?【その2】

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A.簡略化した形のコンパクトな葬儀にも注目じゃ!

葬儀の形態も増えてきている中、前回は「故人らしさを活かした葬儀」を紹介したのぅ。
今回は費用や負担を抑えて簡略化した「コンパクトな葬儀」を紹介するぞ!

コンパクトな家族葬

家族や親戚、故人と親しかった方などで送る葬儀を「家族葬」と言うぞ。
通常の葬儀と違うのは規模の大きさで、会葬者の人数が少ないのが特徴じゃ。
通夜も葬儀・告別式もあり、内容としては一般葬と大きな違いはないぞ。
家族で行うコンパクトな葬儀は、弔問客への対応が無い分簡略化され、
遺族の負担を減らすことができる。
しかしそれだけではなく、故人との最後のお別れをじっくり大切に
過ごせるというメリットもあるようじゃ。

家族葬の服装は?

家族葬の服装は、喪主がどのような内容で送るのか、その考え方で決まるぞ。
しかし宗教に則って行う場合は、一般の葬儀と同じように喪服が基本じゃ。
喪服は格式によって、正喪服、準喪服、略喪服の3つに分けられるぞ。

正喪服
喪主やその配偶者、喪主の近親者が身に付けるものじゃ。
男性は黒のモーニングコートや紋付羽織袴、
女性は黒で無地のワンピースやアンサンブル、スーツ、黒無地の着物。

準喪服
参列者が身に付けるもので、喪主やその配偶者、
喪主の近親者より格式を下げた装いじゃ。
男性はダブルまたはシングルのブラックスーツ、
女性は黒無地や目立たない織り柄で、ワンピースやアンサンブル、スーツ。

略喪服
ダークグレーや紺など、シックな色合いの服装じゃ。
男性は無地またはそれに近い織り柄のスーツ、
女性は無地や目立たない柄のワンピースやアンサンブル、スーツ。
案内に「平服」とあれば、この服装で参列しよう。
家族葬では、喪主やその配偶者、近親者であっても準喪服を身に付ける傾向にあるようじゃ。参列者も、特に指定がなければ準喪服で参列しよう。


家族葬の注意点、トラブルに注意!

負担を軽くしようと家族葬にした結果、
却って精神的な負担が増える場合もあるので要注意じゃよ!

・親族など近い関係者には事前に相談!
親族や近親者には事前に相談しておかないと、
参列できなかった人たちと後々トラブルになることもあるぞ!
また、親族の中には、「お世話になった近所の人や会社の人も招かないなんて」と、
家族葬に否定的な人もいるかもしれん。
丁寧な説明をして、近い関係の人の理解を得てから決定しよう。

・葬儀後の弔問対応が必要!
家族葬をした後で訃報を知った人が自宅へ弔問に訪れることがある。
弔問に訪れる都度、香典返しなどの対応をする必要があるぞ。
葬儀に参列できなかった人には、家族のみで葬儀を終えたことを報告しておこう。
また、弔問を辞退する場合はそのことも併せて伝えよう。

みんなが納得のいく葬儀を選ぼう!

葬儀の形も様々になってきたが、それぞれメリット・デメリットがある。
一般葬も視野に入れつつ、皆が納得できる形を選ぼう!
自分のお葬式でしてほしいこと、遺族としてやってあげたいことなど、
家族で一度話し合ってみるのも良いかもしれんのぅ!



A.仏様の弟子になってないことを表しておる!