はじめての墓じまい|新しい供養の形へ進むために
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年以上、相賀佛光堂です。よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「墓じまい」についてご紹介します。
近年「墓じまい」という言葉を耳にする機会が増えている一方、初めての方にとっては 「何から始めればいいの?」 「費用はどれくらいかかるの?」 と不安が多いものです。今回は、初めて墓じまいを考える方に向けて、流れ・費用・注意点をわかりやすく解説します。 なお、地域や寺院・霊園によって手続きが変わることもありますので、実際の進め方については、今お墓がある寺院・霊園や、相談を考えている業者の方に確認してみると安心です。
1. 「墓じまい」とは
墓じまいとは、現在のお墓を撤去し、遺骨を別の場所へ移すことを指します。 背景には次のような理由があります。
・ お墓が遠方にあり、管理が難しい
・ 継承者がいない、または負担をかけたくない
・ お墓の維持費が負担になっている
・ 家族の供養の形を見直したい
墓じまいを行った後、遺骨は以下のような場所へ移されます。
・ 永代供養墓・ 納骨堂・ 樹木葬・ 散骨・ 手元供養
「墓じまい=供養の終わり」ではなく、新しい供養の形へ移行することと考えるとイメージしやすいでしょう。
2. 墓じまいの大まかな流れ
初めての方でも理解しやすいよう、墓じまいの流れをシンプルにまとめました。
① 家族で話し合う
まずは家族全員で話し合い、方向性を決めます。時間をかけて丁寧に進めることが大切です。
② 墓地管理者へ相談
墓地や寺院に「墓じまいを検討している」ことを伝えます。 必要な手続きや費用、注意点を確認しましょう。
③ 改葬先(遺骨の移動先)を決める
永代供養墓や納骨堂など、遺骨をどこへ移すかを決めます。
④ 改葬許可申請の手続き
市区町村役場で「改葬許可証」を取得します。 この書面を取得すると、遺骨を移すことができます。
⑤ 石材店の手配
墓石の撤去は専門業者に依頼します。 複数社から見積もりを取ると安心です。
⑥ 閉眼供養(魂抜き)
遺骨を取り出す前に、僧侶にお経をあげてもらう儀式です。
⑦ 墓石の撤去・遺骨の移動
石材店が墓石を撤去し、遺骨を取り出します。 その後、改葬先へ納骨します。
3. 費用の目安と内訳
墓じまいの費用は、お墓の大きさや地域によって変わりますが、一般的な目安は以下の通りです。
・ 墓石撤去費用:10万〜30万円前後
・ 永代供養料:10万〜50万円程度
・ 納骨堂:年間1万〜数万円、または一括払い
・ 僧侶へのお布施:3万〜5万円程度
事前に見積もりを取り、費用の内訳をしっかり確認しましょう。
4. 安心して進めるための注意点
墓じまいは手続きが多いため、次のポイントに注意が必要です。
・ 墓地管理者との契約内容を確認する 撤去費用の負担や返還手続きなどを事前にチェック。
・ 石材店は複数社から見積もりを取る 費用差が大きいことがあるため比較は必須。
・ 改葬許可申請の書類ミスに注意 書類不備で手続きが止まることもあります。
・ 家族間の意見の食い違いに配慮 ご家族それぞれの気持ちを配慮しながら進める必要があるため、丁寧な話し合いが大切です。
5. 墓じまい後の供養の選択肢
墓じまいは「終わり」ではなく、新しい供養の形を選ぶ機会でもあります。
・ 永代供養:後継者がいなくても安心
・ 納骨堂:屋内型で管理がしやすい
・ 樹木葬:自然に還るスタイルで人気
・ 手元供養:遺骨を身近に感じられる方法
家族の価値観や生活スタイルに合わせて、最適な供養方法を選びましょう。
まとめ|安心して墓じまいを迎えるために
墓じまいは手続きが多く、初めての方にとって不安も大きいものです。しかし、全体の流れを理解し、事前に準備をしておけばスムーズに進められます。大切なのは、家族でしっかり話し合い、故人を大切に思う気持ちを軸に進めることです。墓じまいはお墓を終わらせる作業ではなく、これからの供養の形を考える大切な機会でもあります。
寺院や霊園、石材店など専門家に相談することで不安が軽くなり、トラブル防止にもつながります。家族全員が納得できる形を選び、故人への想いを大切にしながら、心穏やかに次のステップへ進んでいきましょう。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。地元で安心して葬儀をあげていただけるよう、まごころを込めてお客様に寄り添いサポートいたします。仏事でお困りの際はお気軽にご相談ください。


