葬儀・葬式のマナー「通夜振る舞いの行い方」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「通夜振る舞いの行い方」について解説します。
Q. 通夜振る舞いはどのように行えばよいでしょうか?
A. 弔問客への感謝と故人の供養の場で、基本は会食ですが持ち帰りという方法もあります。
お通夜の後に行う会食を「通夜振る舞い」と言います。
今回は通夜振る舞いの意味や内容についてご紹介します。
通夜振る舞いの意味
通夜振る舞いとは、故人と共にする最後の食事のことです。
お通夜の読経、焼香の後に別室にて、ご遺族側から弔問客のみなさんに食事やお酒を振る舞います。
通夜振る舞いには弔問への感謝の気持ちとともに“故人とこの世で最後の食事を共にしてもらう” “最後の交わりをしてもらう”という意味もあります。
集まった皆さんで食事をしながら、故人の思い出を偲ぶ時間なのです。
通夜振る舞いの内容
昔は肉や魚を使わない精進料理を出しましたが、現在ではあまりこだわらなくなりました。
ビールや日本酒などのアルコール類も用意しますが、これには「お清め」の意味合いがあります。
オードブル、一人ずつ個別の料理など形式は自由です。
通夜振る舞いを省略する場合は、会食の代わりとして弔問客に折り詰めなどを持ち帰ってもらいます。
通夜振る舞いの行い方は地方によって違いがあり、ご遺族の考えによっても変わってきます。
通夜振る舞いの流れ
1.始めの挨拶
喪主から始めの挨拶をします。
2. 献杯
遺族の中で適任と思われる人をあらかじめ選んでおき、献杯の音頭をお願いしてください。
献杯は故人へ捧げる盃です。「献杯」という言葉とともに額の位置まで飲み物の入ったコップを掲げます。
3. 会食
喪主は参列者にお酌をして回るのが慣例です。
4.お開きの挨拶
開始から1〜2時間を目安にして、喪主からお開きの挨拶をしましょう。
おもてなしや供養の心を持って
通夜振る舞いは、弔問客への感謝の気持ちと故人の想い出をしめやかに語る席です。
喪主をはじめ遺族の方はおもてなしの気持ちを持って行いましょう。
故人が生前お世話になった方への挨拶や、故人の思い出を語ることが、そのまま故人への供養になるでしょう。
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