葬儀・葬式のマナー「棺に入れるもののおすすめ・入れてはいけないものとマナー」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「棺に入れるもののおすすめ・入れてはいけないものとマナー」について解説します。
棺にはどんなものを入れるのがいいですか?
故人に持たせたいものの中で基本的に燃えやすいものを選ぶと良いですが、様々な理由から入れられないものもあります。
故人と一緒に埋葬される品を副葬品といい、思い出の詰まった品を棺に入れ、故人に持たせます。
しかし火葬をするにあたって入れるとよくない品物もあります。
どんなものを副葬品に選べばいいか、また適さないのはどんなものかをご紹介しますので、参考にしてみてください。
棺に入れるもののおすすめ
棺によく入れられるものの例としては、
・写真
・折り紙
・手紙
・食べ物(燃えやすい容器に入れて少量)
・タバコ
・本(薄いものや文庫本)
・服(綿、麻、絹などの天然素材のもの)
などが挙げられます。
故人のお気に入りのものや最期に贈る品など、大切な方に持たせたい品を入れてあげたいですね。
棺に入れてはいけないもの
入れてはいけないものについては、主に下記のようなものが挙げられます。
それぞれ入れてはいけない理由とともにご紹介します。
■火葬設備故障の原因となるため
・杖、釣り竿、ゴルフクラブ等のカーボン製品 など
■公害発生の原因となるため
・ビニール製品
・発泡スチロール製品
・化繊の衣類
・CD、ゴルフボール など
■燃焼の妨げになるため
・大きなパックの飲み物やスイカなど水分の多いもの
・辞書などの厚い本
・大きなぬいぐるみ など
■遺骨損傷の原因となるため
・メガネ・腕時計・指輪・宝石・携帯電話などの貴金属類
・ガラス製品
・缶飲料・スプレー・ライター等の爆発物 など
こんなものはどうする?
・ペースメーカー
故人の体の中にペースメーカーなどの医療品が入っている場合、
火葬時に爆発するおそれがあります。
必ず事前に葬儀社と火葬場の担当者へ伝えておきましょう。
・お金
貨幣を燃やすことは法律で禁止されています。
紙幣についても、お金を損傷させることは避けたほうが無難でしょう。
・故人以外が写った写真
写真を火葬すると、一緒に写っている人も連れて行かれるという考え方もあります。
複数の人が写った写真を棺に入れたい場合は、写っている人に確認を取るようにしましょう。
まとめ
火葬の特質上、棺に入れてはいけないものも様々ですが、
なるべく大切な方への思いを優先しながらトラブルなく故人を送り出したいですね。
入れられるかどうか不安なものは、遠慮なく葬儀社に相談してみましょう。
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