葬儀・葬式のマナー「【岡山】通夜・葬式の基本的な流れと進行」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「通夜・葬式の基本的な流れと進行」について、岡山県の特色も含めて解説します。
Q. 岡山での葬儀はどういった進行になりますか?
A. 葬儀・告別式の後火葬をします。葬儀前に「立ち飯」と呼ばれる食事をする場合もあります。
葬儀の形式や風習は地域によって少しずつ違いがあります。
ここでは岡山で葬儀を執り行う喪主の方へ、知っておくと役立つ岡山の特色を交えて葬儀の流れを紹介します。
●お通夜
お通夜の進行内容は次のとおりです。
(1)納棺
(2)お通夜(読経→御焼香→僧侶の法話→ご挨拶)
(3)通夜ぶるまい
お通夜を終えた後は、ご遺族は夜通し線香を灯しご遺体を見守ります。
岡山県では、通夜のことを「夜伽(よとぎ)」、または「伽(とぎ)」と呼ぶことがあります。
「夜伽」は、故人が寂しくならないよう、故人の横で夜通し寝ずに過ごすという意味です。
●葬儀・告別式
葬儀・告別式は以下のような進行になります。
(1)立ち飯
岡山県では「立ち飯(たちはん・たちは)」と呼ばれる風習が残っています。
葬儀・告別式の前に、親族や関係者で故人と最後に囲む食事のことです。
一般的には巻きずしや助六ずしを食べます。
親族以外の会葬者には、食事の代わりにお茶やハンカチなどを会葬礼状とともに配ります。
(2)葬儀・告別式(読経→弔電代読→御焼香→お別れ・釘打ち→ご挨拶→ご出棺)
出棺の際に故人が使っていた茶碗を割るという風習が残る地域もあります。
(3)火葬
岡山県は基本的には葬儀・告別式の後に火葬を行う「後火葬」の地域です。
(4)お骨上げ
(5)初七日法要
岡山県では読経する、仏様を拝ませていただくといったことを「おかんき」と呼ぶことも多いです。
葬儀後にそのまま初七日法要を行う場合がほとんどです。
(6)精進落とし
近年は、お骨上げまでの間に精進料理を食べていただく場合が多いです。
●地域による違いを知ろう
紹介した中でご存知の風習もあったでしょうか?
地域による違いもありますので、わからないことがあれば、ご親族や葬儀社などに相談してみましょう。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
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