喪主の挨拶で恥をかかないために 注意すべき“忌み言葉”
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、
今回のテーマは「喪主の挨拶と使わないほうがよい忌み言葉」についてご紹介します。
喪主の重要な役目として挨拶があります、故人に代わって参列者に対応します。
どのようにきれいな祭壇よりも、どのような演出よりも、喪主の挨拶の言葉ほど参列者の心を打つものはありません。しかし、葬儀では使わないほうがよい“忌み言葉”がありますので、親族代表として恥をかかないためにも事前に把握しておきましょう。
◆「忌み言葉」とは
忌み言葉(いみことば)とは、不幸が続くことを連想させるため、信仰上の理由や葬式・葬儀・告別式・結婚式などの特定の場面での使用を控える不吉な意味の語を連想させる言葉です。
重ね言葉といって不幸なことが重なったり、繰り返すことを連想させたりする言葉や、直接的な表現、縁起の悪い数字が対象になります。
◆どのような言葉が「忌み言葉」なのでしょう
「不吉」な言葉
・大変
・消える
・落ちる
・浮かばれない
「重ね言葉」不幸が重なることを連想する言葉
・またまた
・たびたび
・返す返す
・重ね重ね
・わざわざ
・追う
「不幸が続く」ことを連想する言葉
・再び
・また
・続いて
・追って
・ひき続き
・繰り返し
・今一度
弔電などでは、苦しい、死を連想させる数字の「九」「四」を避けるという人もいます。
◆言葉を置き換える
挨拶で、どうしても伝えたいけど忌み言葉になってしまう際は、言葉を置き換えてみましょう。
・死ぬ → 逝去
・急死 → 突然のこと
・生きている頃 → お元気な頃、生前は
・重ね重ね → 深く
・色々 → 多様、多くの、多彩な
・日々 → 毎日
・追って → 後ほど、同様に
・何度も → 頻繁に
・再度 → 改めて
・次に → 別の機会に
・続く → 拡がる、保持する
◆若い人は薄れる慣習、年配の方は嫌う忌み言葉
禁句を気にする慣習は年々薄れ、若い人はあまり気にしていないとの話も聞きますが、葬儀では色々な年代の方が集まりますから、忌み言葉を嫌う年配者は多いと思われます。ご親族の方から「恥ずかしい」「常識知らず」といった指摘を受けぬよう、「忌み言葉」を理解し、喪主になった時に知らずに恥をかかないようにしましょう。
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