親が亡くなった後 仏壇は引き継ぐのか？ない場合はどうすればいいの？
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、
今回のテーマは「親が亡くなった後の仏壇管理」についてご紹介します。
親の世代では、仏壇やお墓は長男が継ぐものとして当たり前とされていましたが、就労のために実家から離れて暮らす子供や、姉妹でそれぞれの家に嫁ぐなど、現代の状況は各世帯で独立していることが多くなり、親の住んでいた実家に残っている仏壇をどうすればいいのか？継承や管理についてご紹介していきます。
◆仏壇の役割
仏壇にはどのような役割があるのでしょう。
現代では、お仏壇は信仰の中心となる本尊を祀り、「小さなお寺」としてご先祖様を供養する神殿の場所となります。近年では、本殿として祀るという意識よりも、ご先祖様に報告や対話をし、日常の感謝をする場所として捉えられています。仏壇を通して故人がいつも見守ってくれていると感じられることは、残された人に生きていく勇気を与えてくれ、親族も、仏壇に並んで向かい合うことで、そのつながりを確かめ合うことができます。
◆実家に置いてあった先祖の仏壇を受け継ぐ
親が亡くなり、実家に仏壇だけが残され仏壇管理に直面した場合、一番よいのは家族がその仏壇を引き継ぐことです。
しかし、従来の仏壇は大きく作られているため、住宅の事情などから設置が難しいことが多くあります。その際は、小さめの仏壇や上置型仏壇など、現代の住宅事情に合わせた仏壇で設置することができます。位牌などを実家から持ってきて祀ることができ、ご先祖様も安心されるはずです。
自宅に新しい仏壇を設置し、位牌などを移した場合に、古い仏壇を処分する必要があります。仏壇を処分する際には、魂抜きまたは御霊抜きの供養が必要ですし、同時に新しく購入した仏壇も魂入れ（開眼法要・お性根入れ）が必要になります。これらは、お世話になっている菩提寺に依頼するといいでしょう。
◆誰が仏壇を引き継ぐのか
ひと昔前は長男が引き継ぐのが当たり前とされていました。実際に法律的に仏壇は必ずしも長男が引き継がなければならないということではありません。
一般の相続財産とは切り離し、仏壇やお墓は祭祀財産と呼ばれます。位牌、神棚、家系図なども含まれます。
相続の対象は、以下の順序で決められます。
１、 親の遺言
２、 地方の慣習
３、 家庭裁判所の決定
長男や長女、長男の嫁だから必ずしも仏壇やお墓を引き継がなければならないということはなく、兄弟姉妹をはじめとする親族が話し合いをし、引き受けられる者が引き継ぐというのが一般的のようです。
◆仏壇が実家になかった場合
家に仏壇がないと身近な人が亡くなったときに位牌を安置する場所がありません。
親族が亡くなってから、白木の位牌から本位牌に書きかえなければならない四十九日までに仏壇を購入される方が多いようです。間に合わないときや、じっくり選びたい方は一周忌までに購入をされます。
しかし、実際に仏壇を購入しようと思っても、その他の仏具や置き場所など、どうすればいいのか悩んでしまうことでしょう。
相賀佛光堂では、お仏壇を常時フロアで展示中しているので、実際の印象をご確認いただけます。
専門知識のある従業員が親切・丁寧にご案内しますのでお気軽にご来店下さい！
伝統的なデザインから、コンパクトな卓上タイプ、国産など高品質な製品を取り揃えています。
仏壇は、家族やご先祖様との絆を感じられるかけがえないものです。
気持ちの良い環境に安置し、仏様やご先祖様に毎日しっかり手を合わせることが大切となります。
自分や家族にとって仏壇がどんな意味や役割を持つのか、一度考えてみるのも良いかもしれませんね。
相賀佛光堂では、お仏壇を常時フロアで展示中。親切・丁寧にご案内します！
お仏壇の購入、仏具やお位牌、ご葬儀や法要、地域マナーに関してわからないことがある方、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア（旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島）で「地元とともに生きる」ご葬儀社です。
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