誰か教えて!お香典のマナー「御霊前と御仏前って何が違うの?」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「エンディングノート」についてご紹介します。
葬儀に参列する際、お香典を用意しようと思った時に、香典袋に「御霊前」「御仏前」という文字が並んでいるのを見た事がありませんか?文字や言葉の意味、お通夜や告別式に持って行くのはどちらなのでしょう。
相手に失礼のないように、家族の代表として恥をかかないように、しっかりとおさえておきましょう。
◆「御霊前」とは
「ごれいぜん」と読みます。
死者を敬って霊前を丁寧にいう語。
故人の御霊(みたま)の前。
霊前に供える金品に書き記す語。
◆「御仏前」とは
「ごぶつぜん」と読みます。
故人が成仏(じょうぶつ)した仏様の前。
また、御仏に供える金品。
供物の表書きの1つ。
仏は略字であり、正式には「佛」を使います。
◆四十九日法要まで「御霊前」を使い、四十九日法要を過ぎたら「御仏前」を使います
仏教では一般的に葬儀の不祝儀袋は「御霊前」を使い、
四十九日法要を過ぎたら「御仏前」を使います。
一般的に仏教では、人が亡くなると霊になり、その後四十九日法要を終えると、成仏して極楽浄土に行くという考え方です。
宗教により異なりますが、浄土真宗や真宗各派では、霊という考え方はなく「人は亡くなったらすぐに浄土に還り成仏する」という考え方なので、御霊前は使いません。
◆宗教や宗派が分からない時は
●仏教で宗派がわからない場合は御香典
●宗教がわからないが真宗ではない場合は御霊前
とするのがいいでしょう。
いずれにせよ、喪家の宗教宗派や地域によっても異なりますので、事前に確認したうえで表書きを選びましょう。
法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
地元で安心して葬儀をあげていただけるよう、まごころを込めてお客様に寄り添いサポートいたします。
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