知っててよかった。通夜で行う「寝ずの番」とは?
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「通夜で行う 寝ずの番」についてご紹介します。
家族が亡くなった時にお通夜が行われますが、遺族が故人を見守ることを「寝ずの番」と言います。
なぜその様な行いをするのかの由来や、寝ずの番をどのように誰が行うかなどを紹介していきます。
◆寝ずの番とは?
通夜の後に遺族がご遺体を夜通し見守る葬式の慣習のひとつです。
一説によると“お通夜”という言葉は、寝ずの番の“夜通し”が由来とされています。
見守っている間は、線香やろうそくの火を灯し続けます。線香の火を絶やさないのは、線香の煙が故人様にとって食べ物の代わりとなり供養となること、線香やロウソクの火が故人様の道筋を照らす光となること、悪霊が故人に憑かないようにするためです。
◆夜伽(よとぎ)とも呼ばれる
地域によっては、「棺守り」「線香番」「夜伽」と呼ぶ地域もあり、
近親者が寝ないで灯や線香を絶やさないようにする点が共通しています。
◆寝ずの番の過ごし方
・通夜式後から夜が明けるまで、遺族が遺体に寄り添い見守ります。
・ゆっくり故人との思い出を偲ぶ最後の時間
・ろうそくや線香の火を消さないようにする
・線香やろうそくが短くなるたびに、火を移し変えながら灯し続けます
◆寝ずの番での服装
服装については特に決まりはなく、弔問客も来ないことから、リラックスできるジャージやパジャマでも問題ないようです。奇抜な色や場違いな柄は避け、親戚や関係者への配慮は忘れないようにしましょう。
寝ずの番は、故人を見守り、火を灯し続けることが役割です。現代では、長時間燃焼し続ける線香や、ろうそく型のライトで代用する例も増えています。翌日の葬儀も控えているので、無理のないように遺族や親族と交代で行うといいでしょう。
相賀佛光堂では、24時間体制でお客様へ対応しております。急なご不幸や深夜の対応もお手伝いさせていただいております。
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