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親が亡くなって初めて知った 御霊膳・御霊供膳の用意

2023年02月28日
葬儀・葬式のマナー

皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。

よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「御霊膳・御霊供膳」についてご紹介します。

 

親が亡くなって、初七日から四十九日の間、御霊供膳(おれいぜん・おりょうくぜん)御霊膳(おれいぜん)をお供えすると聞いたことはありませんか?そもそも、御霊供膳とはどのような習慣なのでしょうか。

 

◆御霊供膳とは

仏教における、故人に向けた小さな御膳に乗せた料理のことです。故人が仏様になるまでの四十九日間の無事に旅を終え極楽浄土にたどりつけるように、と願いを込めて作り祭壇に供えます。

また、百カ日、祥月命日、法要、春秋のお彼岸など特別な日にお仏壇にお供えをする地域もあります。

真宗の教えでは故人は浄土で仏になると考えられているため、御霊供膳を用意しないため注意しましょう。また、宗派によって御膳の並べ方が異なるので、そちらも注意しましょう。

 

◆どんな献立をどんな入れ物にお供えすればいいの?

基本的には、白飯と一汁3菜の献立を基本とした精進料理を、御霊膳・御霊供膳と呼ばれる塗りや木製の小さな椀に用意します。

御霊供膳は地域や宗派などによっては2つ用意してお供えすることがあります。

これは一方が故人様の分でもう一方がご先祖様の分と考えることもあります。

故人が召し上がりやすいように、お箸は故人の祭壇側、ご先祖様側に置きます。

 

◆お椀の並べ方

椀にはそれぞれに名前がついており、以下のように用意します。

① 平椀・・・煮物

② 親椀・・・ご飯(炊き立て)

③ 高皿・・・漬物、香のもの

④ 壺椀・・・煮物、和え物、酢の物

⑤ 汁椀・・・味噌汁、お吸い物

 

 

※宗派や地域によって御膳の並べ方が異なりますので、事前に聞いておくといいでしょう。

 

◆献立で気をつけること

●御霊供膳は、精進料理とされているため、

・動物性の食品は使わない(カツオ出汁なども避ける)

・刺激のある香味野菜(ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょう)などは使わない

●亡くなった方は香食(こうじき)といって、湯気や煙を食べるので、ご飯やお汁は、湯気の立つ温かいうちに供える。

 

◆毎日備えるのが難しい、遠方から準備するのは難しい

宗派によって違いますが、四十九日までは毎日御膳のご用意が必要です。

祭壇が置いてある家が離れている方や、生活が忙しい方へ、お坊さんは「無理をしないで、七日ごとのお参りのときだけでいいですよ」とお伝えされています。

最近では、お湯で戻せるフリーズドライの御霊供膳が販売されています。御霊供膳を作るお時間がない方、遠方から節目の法要に参列するご家族などにはとても良い商品です。(相賀佛光堂でもご用意しております。)

 

一番大切なことは、故人への気持ちです。できる範囲で気持ちを込めて準備することが大切です。

宗派や地域のお寺によっても考え方は様々ですので、どうすればいいのか心配な時は、家族だけで考えずにお寺や地域の方、葬儀会社に相談するのがいいでしょう。

 

また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。

相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。

地元で安心して葬儀をあげていただけるよう、まごころを込めてお客様に寄り添いサポートいたします。

仏事でお困りの際はお気軽にご相談ください。

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