三回忌法要はいつ行えばいいのか 2年目?3年目?
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年以上、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「三回忌法要をいつすればよいか?」についてご紹介します。
故人が亡くなってから、仏教では年忌法要と呼ばれる法要を行います。年忌法要は、故人の冥福を祈り、ご先祖様への感謝の気持ちを表す大切な行事です。
今回は、三回忌法要について、いつ行うのか、適切な日程はいつなのか、具体的な準備方法などをご紹介します。
◆三回忌法要を行う時期
三回忌法要は、故人が亡くなってから満2年目の祥月命日(しょうつきめいにち)に行うのが一般的です。
祥月命日とは、故人が亡くなった日そのものを指します。
ただし、祥月命日が平日、参列者の都合が悪い場合などは、祥月命日前後の日程で行うこともできます。
◆三回忌法要が2年目に行われる理由
仏教では、人が亡くなってから49日間の中陰(ちゅういん)を経て、来世に生まれ変わるとされています。
三回忌法要は、一周忌(1年目)を経て、故人が来世に生まれ変わってから3回目の命日を迎えるタイミングに行われます。そのため、三回忌法要は、故人の来世での幸福を祈る重要な法要とされています。
しかし、仏教では、数え年を用いて年齢を数えます。数え年では、生まれた年を1歳と数えるため、亡くなった日を1回目の命日とします。そのため、三回忌は、亡くなってから満2年目の命日に当たるのです。
◆三回忌法要を行うのに適切な日程
三回忌法要を行うのに適切な日程は、平日よりも休日の方が参列者を集めやすいため、一般的には休日に行われます。
また、お彼岸やお盆の時期などは、他の法要や行事と重なる可能性が高いため、避けた方がよいでしょう。
<具体例>
2023年12月1日に亡くなった場合、三回忌法要の適切な日程は、以下の通りです。
• 2025年12月1日(日)
◆命日より前で行ってもよいのか?
三回忌法要は、祥月命日に行うのが良いとされていますが、命日より前に行うことは問題ありません。
命日より前に行う場合、故人の命日に近い日程を選ぶとよいでしょう。
◆三回忌法要を行うまでの準備
• 三回忌法要を行うまでの準備は、3〜2ヶ月前を目安に始めましょう。
• 日程と場所の決定
• 案内状の送付、または電話連絡
• お布施の用意
• 香典返しの手配
日程と場所の決定は、まず菩提寺と相談しましょう。
案内状は、参列者に期日までに送付できるように準備しておきましょう。
電話の場合も早めに連絡を入れましょう。
お布施は、寺院の規模や宗派によって金額が異なります。
香典返しは、参列者からいただいた香典の一部を返すものです。帰りに手渡しで品物をお渡ししましょう。
三回忌法要は、故人を偲び、ご先祖様への感謝の気持ちを表す大切な行事です。早めに準備を進め、故人との最後のお別れをしっかりとしましょう。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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