葬儀・葬式のマナー「香典返しのマナー」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「香典返しのマナー」について解説します。
Q. 香典返しの内容や金額について知りたいです。
A. 忌明けに、香典として頂いた金額の1/3から半額くらいの品を目安にしましょう。
葬儀でいただいた香典への御礼としてお返しする「香典返し」。
今回は、香典返しのマナーについてご紹介します。
香典返しを送る時期
ほとんどの場合、「香典返し」は忌明けの時期に送ります。
忌明けは仏教で四十九日の頃です。
金額の目安
香典返しの金額の目安は一般的には「半返し」と考えられ、香典として頂いた金額の1/3から半額くらいを目安に考えます。
ただし親族から高額の香典を頂いた時は、必ずしも半返しが必要ではありません。
品物の内容
渡すものは、いわゆる「消えもの」=食べたり使ったりすることで消えてなくなるものが用いられます。
たとえばバスタオルや緑茶、砂糖、コーヒーセット、椎茸、醤油、のり、味噌など、どこの家庭でも使う日用品がよく選ばれます。
その日のうちに香典返しを渡す場合
最近では、香典をいただいた通夜や葬儀の日に、会葬返礼品とともに香典返しを行うことも増えてきています。
「この人にいくら頂いたから」と考える手間と住所管理などが必要なくなるためです。
香典返しをその日のうちに行う場合、いくら香典をいただくかが分からないため、
大体の香典の平均を予測して、商品の金額を決めるようにしましょう。
用意しておいた香典返しがいただいた香典に見合わない方へは、忌明け後にお礼の品を改めてお贈りするのが良いでしょう。
香典返しと四十九日の法要の引出物
香典返しは、葬儀の時にいただいた「御霊前」や「香典」に対するお礼の品です。
一方、四十九日法要の引き出物は、法要の時にいただいた「御仏前」や「御供物料(おくもつりょう)」、「お供え」に対するお礼の品です。
この2つは別物なので、それぞれに対してお礼の品を用意しましょう。
掛け紙とお礼状
品物には、仏式の場合、黒白や黄白の結び切りの水引が描かれた掛け紙を掛けます。
表書き(水引の上)には「志」や「満中陰志」と書きます。
水引の下には喪家の姓や、「○○家」、または喪主の姓名を書きます。
また、お送りする際にはお礼状を添えます。
お礼状は、法要が滞りなく終わり忌が明けたことの報告や、お供えをいたただいたこと、故人がお世話になったことへのお礼を伝える意味を持ちます。
状況や習慣を照らし合わせて考えましょう
香典返しには、贈るタイミングや地域の習慣などによって様々なパターンがあります。
迷ったときは葬儀社や返礼品の販売店などに相談してみましょう。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
地元で安心して葬儀をあげていただけるよう、まごころを込めてお客様に寄り添いサポートいたします。
仏事でお困りの際はお気軽にご相談ください。