親が亡くなった時 知らないとお経をあげてもらえない!?菩提寺について
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、
今回のテーマは「親が亡くなった時 知らないと困る菩提寺」についてご紹介します。
親の葬儀を行う際「菩提寺(ぼだいじ)はどちらですか」と葬儀社に聞かれた際、すっとお寺や宗派が出てくる方はどのくらいいるでしょう。もしもの時に菩提寺が分からず、慌てて違うお寺にお願いして、後で親戚と揉めないように、事前に把握しておくことをおすすめします。
菩提寺についてQ&Aでご紹介します。
Q. 菩提寺とは何ですか?
A. 先祖代々の供養をするためのお寺で、お墓のあるお寺のことをさします。
よく似た意味の言葉で檀那寺(だんなでら)があります。自身がお布施をしてそのお寺を支えている「檀家」であることが前提です。菩提寺は、檀家であるなしに関わらず、先祖の位牌が置けて法要をお願いできるお寺のことを指します。葬儀の際は、菩提寺に連絡を入れましょう。
Q. 菩提寺が分からない場合どうしたらよいでしょうか?
A. ご両親がお元気なうちに確認をしておくことが一番望ましいでしょう。
聞く前にお亡くなりになった場合は、故人様の兄弟姉妹、ご親族に聞いてみてはいかがでしょう。それでもわからない場合は、仏壇をお持ちの場合にご本尊やご先祖の戒名で使われている漢字から宗派が分かり、少し時間はかかりますが、地域などから菩提寺を特定できることがあります。
Q. 菩提寺にはいつ連絡したらいいですか?
A. 医師による死亡が確認され、葬儀社に搬送を依頼し移動安置後に菩提寺に連絡をします。
その際、葬儀の日時や場所、僧侶の人数、戒名などについて相談するとよいでしょう。
Q. 菩提寺が遠いときどうするべきか?
A. 遠方でも菩提寺にご連絡します。もし日程が合わず来ていただけない場合でも、近いお寺をご紹介して頂けるか尋ねましょう。
菩提寺が遠方の場合、まず家族が亡くなったことを菩提寺に連絡します。遠方でも日程が合えば来てもらうことができます。その場合は交通費や宿泊費はご遺族で負担します。日程が合わず来ていただけない場合でも、近いお寺をご紹介して頂けるか尋ねましょう。ご紹介して頂けない場合は、葬儀会社の担当者へ相談しましょう。
きっと来てくれないだろうと菩提寺に連絡せず、勝手に近くのお寺などに頼むと無礼にあたります、納骨を断られるなどトラブルになることがありますので、事前に相談することをおすすめします。
突然の不幸の際、仏事をスムーズに行うために、菩提寺との信頼関係は不可欠です。
現時点で菩提寺がわからない場合は、ご家族や親族に相談して確かめておくと、葬儀で慌てる事なく、心の余裕を持ってご遺族をお見送りする事ができるでしょう。
お盆のお迎えの準備、ご葬儀や法要、地域マナーに関してわからないことがある方、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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