嫁ぐまで知らなかった!地域の檀家制度
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年以上、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「地域の檀家制度」についてです。
日本の仏教寺院には、檀家という信者と寺院との絆を深める重要な要素です。今日は、檀家制度について詳しく紹介していきましょう。
◆檀家とは何か?
檀家は「だんか」と読みます。 一部地域では「だんけ」とされる場合もありますが、
岡山県のほとんどの地域では「だんか」とされます。
檀家とは、特定の寺院に対して、信徒になってお布施などの経済的支援を行い、
菩提寺に祖先の供養を取り仕切ってもらいます。
檀家と菩提寺の関係性を檀家制度と呼びます。
◆檀家制度の始まり
檀家制度とは、江戸幕府が、キリスト教や不受布施派(ふじゅふせは)などを弾圧するために発足したと言われています。
民衆が「自分がキリシタンではない」ということを寺院の住職に保証してもらい、
その証分を幕府に提出することを義務付けたのが寺請制度(てらうけせいど)です。
寺請証文を発行し人々の身分を保証する代わりに、人々を檀家にして寺院経営の支えとなりました。
盆や彼岸などの寺院へのお参り、葬式・法要・寺院修繕などの際の寄付の義務化などから、檀家制度が始まったと考えられます。
◆檀家のメリット
檀家は、寺院での法事や祈祷を通じて信仰を実践し、精神的な支えを受けることができます。
この結びつきは、信者にとって安心感と帰属感を生み出します。
• 法要などで優先してもらえる
• 手厚い供養を受けられる
• お墓の管理を任せられる
• 地域の風習などわからないことを相談できる
• 代々お世話になり、家族や地域などを把握している
• 地域とのつながりができていることが多く葬式など協力してもらえる
• わからないことを相談できる
◆お布施
寺院で法要などをしてもらうときにはお布施を渡しますが、
檀家は相場が決められていることが多く、いくら渡したらいいのだろうと悩まなくていいところもあります。
彼岸会(ひがんえ)や盂蘭盆会(うらぼんえ)といった年間を通して行われるさまざまな寺院行事の際にもお布施や改修工事の寄附を用意したりもするので、経済的負担が大きい感じられる方もいらっしゃいます。
地域の繋がりが深い場合や故人に手厚い法要をしたいという場合は、檀家になることで供養したいという気持ちに寄り添ってもらうことができ、思わぬ不幸で沈んでいるときには、代々お世話になっている寺院がとても頼りになることがあります。
メリットとデメリットを考え、檀家や菩提寺との繋がりを考えてみましょう。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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