いつまでに出せばいいの?喪中ハガキのマナー・出し方
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「喪中ハガキの出し方・マナー」についてご紹介します。
社会人になるとお付き合いの幅が広がり、年末が近づくと喪中ハガキが家に届くようになりました。
もし年内に身内に不幸があった時は、新年の挨拶を遠慮する旨を知らせる必要があります。喪中ハガキを誰にどこまで出せばいいのか?どこまでの範囲を喪中とするのか?悩むことがないように、スムーズに用意ができるように事前に把握しておきましょう。
◆なぜ身内が亡くなった翌年は年賀状を出さないのか?
近親者が亡くなると、一定の期間は死を悼み、身を慎むことを「忌服(きふく)」「服喪(ふくも)」といいます。
故人の冥福を祈り、派手な行動やお祝い事を慎みます。
玄関の正月飾り、鏡餅の飾り付や正月料理のお祝いはせず、年賀状での新年の挨拶も控えるのが一般的です。
一周忌(一年間)までが喪中とされることが多いようです。
喪中はがきを出す意味は、年賀欠礼についての挨拶をするためです。本来は「喪中・年賀欠礼状」が正式となります。
◆いつまでに喪中ハガキを出すのか?
11月下旬から12月上旬、遅くとも中旬。
受け取り手が年賀状を用意する前に届くよう送るといいでしょう。
◆親族の誰までを喪中とするのか?
一般的には二親等以内の親族です
●自分の両親
●自分の祖父母
●配偶者の両親
●配偶者の祖父母
・一緒に暮らしを共にしていた場合、曽祖父母
・二親等でも、同居をしていない伯父叔父、伯母叔母(両親の兄弟、姉妹)が亡くなった時は、喪中ハガキを出すことが少ないようです。
故人とのつながりやご本人の気持ちにより、出す範囲は異なってきます。
◆喪中ハガキの内容
喪中ハガキには、どのような内容を記載すればいいのでしょうか。
●誰が:故人の「名前」
●関係性:差出人との関係がわかる「続柄」について書く
故人のお名前だけを記載することがありますが、受け取る側が把握できるように、名字も書いておくといいでしょう。
●いつ亡くなったか:「去る」「本年」「令和〇年」などの書き方がある
●何歳で亡くなったか:満年齢で書くのが一般的で、「享年〇〇歳」など
●お礼:生前に故人がお世話になったことに対するお礼の言葉を添えましょう。
●日付:喪中ハガキを出す日
「令和〇年12月」でいいでしょう。11月に出す場合でも、12月と記載することが通例となっています。
●差出人:名前、住所、連絡先
喪中ハガキは、「年賀状を送ることができない」というあいさつではなく、
「喪中の為年賀のご挨拶を控えさせていただく」という年賀欠礼が本来の意味となります。
相手に失礼のないように、余裕を持って投函しましょう。
不明な点などあれば、お気軽に相賀佛光堂にお尋ねください。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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