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葬儀・葬式のマナー「親の葬儀費用」誰が負担?自分?長男?香典を使っていいの?」

2021年03月31日
葬儀・葬式のマナー

皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。

よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回のテーマは「親の葬儀費用」を誰が負担するかについてです。

 

 親の葬儀を執り行うにあたって、避けては通れないのが葬儀費用の問題です。

「お葬式にかかる費用の相場が分からない。」という方がほとんどではないでしょうか。

その、いくらかかるか分からない葬儀代、誰が払うのでしょう・・・。

 家庭の経済状況はさまざまです。全員で分担して負担する場合や親の遺産で賄う場合もあります。

親が亡くなったときの葬儀費用を「この人が負担しなくてはいけない」と定めた法律や明確なルールはありません。

 

Q. 葬儀費用は誰が負担するべき?

 

A. 喪主が負担することが一般的です。

 

 喪主の第一候補は配偶者ですが、配偶者が高齢の場合はこどもが喪主になることもあります。

 喪主の候補順位です。

 1:配偶者

 2:長男

 3:長女

 4:次男

 5:次女

必ずしも上記の順番になるわけではありませんが、長男が家を継ぐという考え方から、配偶者の次に長男が喪主になることが多いようです。女性の場合、結婚して姓が変わり、家を出ていることもありますが、この場合の判断は地域の慣習などによって分かれるようです。

 

Q. 葬儀費用について、家族で事前に話し合っても大丈夫?

 

A. はい。話し合いましょう。

 

 葬儀代の負担者が明確に決められていないことが災いして、家族や親族の間でトラブルになりかねません。喪主が費用を負担することが一般的ですが、経済状況などそれぞれ事情は異なりますので、事前に負担割合を話し合っておくとトラブルが回避できるでしょう。

 金銭の話し合いは揉め事になりやすいので、話し合いで全員が納得できることが好ましいでしょう。

 

Q. 香典を葬儀費用にしてもいいものか?

 

A. はい。香典は、葬儀にかかる費用を負担する役割を担っています。

 

 香典は喪主が受け取るのが一般的ですが、例えば、「葬儀費用はきょうだいで分担したのに、香典は喪主が受け取った」といったことがトラブルにつながる場合もあります。香典についてもしっかり話し合っておきましょう。

 また、ご縁や関心のあった「団体に寄付」「香典辞退」など、故人の遺言がある場合があるので、確認が必要です。

 

親の葬儀はいつか必ずやってくることであり、しっかりと準備しておかなければいけません。

両親の生前に十分な話し合いが行われていなかった場合、葬儀費用の負担割合でトラブルになる可能性があります。円満に解決するには、やはり親が生きているうちに葬儀に関する話し合いを終わらせておくことが一番です。終活をされているご両親は、葬儀費用を準備しているかもしれません。

実際に葬儀の事前相談を行うなど、葬儀費用がどの程度かかるのか見積もりをもらってみるのもひとつの方法です。

 

●相賀佛光堂ではご葬儀のプランやお困りごとなどのご相談もお受けしております。

 

相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。

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