時間が経ってから訃報を知った時、気持ちが伝わる お線香の贈り物
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「お線香の贈り物」についてご紹介します。
最近ではコロナ感染症などの影響もあり、家族葬など少ない参列者で執り行う葬儀式が増え、喪中はがきを受け取って初めて訃報を知ったという方も多くなってきました。葬儀は既に終わっており、今更お香典を贈るタイミングではないし、訪問しても先方に迷惑になるかもしれない、と気をもんでいる方もいらっしゃると思います。そんなときには「お線香を贈る」ことをお勧めします。
◆お香典の由来
「香典」はかつて「香奠」と書き、「香を供える」という意味です。これから転じて、香を買う代金である「香典」「香料」になりました。
現金を包むのではなく、お香(お線香)を贈ることが元々の意味合いです。
最近では香典を辞退されるケースも増えていますので、何かしたいという方は、お線香を贈るのはどうでしょう。
◆お線香を贈るメリット
●逝去されて時間が経っていても、お香典よりも送りやすく、受け取ってもらいやすい
●「お返しは要らないので」と伝えやすい金額設定
●発送しやすいので、遠方の方へも贈りやすい
●食品などに比べ日持ちするので、長く使っていただける
●伝統的なお線香や香りが楽しめ、ご遺族にも喜んでいただける
●お線香を贈ることは、長い日本の風習でもあるので、年配の方にも受け取ってもらいやすい
◆表書きについて
<時期を問わない>
御供
<四十九日の忌み明け法要前>
御霊前・御供
<四十九日の忌み明け法要以降>
御仏前・御供
<新盆・初盆を迎えられる方へ>
新盆御見舞・御仏前・御供
<喪中はがきなどで訃報を知った時>
喪中御見舞・御仏前・御供
◆もらって嬉しい・選ぶ楽しさ
最近では、多種多様さまざまなお線香が販売されています。
煙の少ないお線香は定番になってきたのでご存じの方も多いでしょう。
他に、燃焼時間を短くしたミニ線香、高級香木を使用したお香なども人気です。
故人が好きだった香りや、色などを思い出しながら選ぶのもいいでしょう。
今回は、お線香の贈り物についてお伝えしました。仏様は香りを召し上がる(香食)と言われ、香りや煙は浄土への道しるべともいわれています。お供えに困った時は、お線香を贈ることをお勧めします。
相賀佛光堂では多種多様なお線香を揃えております。価格帯や箱の仕立てなどご相談承ります。
法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
地元で安心して葬儀をあげていただけるよう、まごころを込めてお客様に寄り添いサポートいたします。
仏事でお困りの際はお気軽にご相談ください。