親の葬儀 家族葬か一般葬か悩んだとき
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「家族葬と一般葬」についてご紹介します。
もし親の葬儀を執り行うときに、一般葬か家族葬にするか考えたことはありますでしょうか。昨今では、新型コロナウイルスの流行に伴い、密集や接触のリスクを最小限に抑えることができることから、葬儀における「家族葬」の需要が高まっていました。しかし、親の最期の別れを多くの方に見送ってもらったほうがよかったのか、親戚への報告で弔問させて欲しかったなどの声を聞くと、一般葬にしたほうがよかったのかと後悔する方もおられたようです。家族葬にも一般葬にもメリットはありますので、どちらが故人にとっていいお葬式になるだろう、と検討してみてはいかがでしょうか。
◆一般葬について
一般葬とは、故人の知人や同僚、地域の関係者を中心に多数の人が参列する形式の葬儀のことを指します。葬儀社が主催することが一般的で、式場や斎場を借りて行われることが多い。通夜や告別式、火葬などの儀式が行われ、参列者とともに故人を弔います。
【一般葬のメリット】
•大勢の人が参列するため、故人への想いを多くの人でお見送りができる
•会場の設備や飲食など、慣れ親しんだ形式で行うことができる
•故人が生前どのような方々と縁があったのかを知る機会になり、
ご遺族の知らなかった思い出話を聞くことができる
•昔ながらの葬儀形式なので、親族や高齢者の方の理解が得やすい
•葬儀後に個別で自宅を訪ねてくる弔問客が減り、ご遺族の対応の負担を軽減できる
【一般葬のデメリット】
•予算がかかる
•ご遺族や親族、友人や職場関係者など、連絡に漏れがないように注意が必要
•会食の準備、挨拶状、香典返しなど対応に追われる
•葬儀社のスケジュールに合わせなければならないため、自由度が低い
•大勢の人が集まるため、感染症のリスクを懸念する方への配慮が必要
◆家族葬について
家族葬とは、故人のごく近しい家族や親族、親しい友人だけが参列する形式の葬儀のことを指します。一般葬と比べ参列人数が少ないことが特徴。故人の遺志に沿って、一緒に住んでいた家族だけで式を執り行う場合もあります。
【家族葬のメリット】
•家族や親しい人のみが参列するため、故人とゆっくりお別れができる
•弔問客への対応がないため、ゆっくり最期の時間を過ごすことができる
•亡くなった人の遺志に沿った自由な形で葬儀を行うことができる
•密接な関係者だけが集まるため、感染症のリスクを最小限に抑えられる
【家族葬のデメリット】
•参列者が少ないため、故人への想いを共有できない
•後日自宅への弔問客が多く、ご遺族の負担になる場合がある
•参列をお断りするのが難しい。「故人と面識があるから」と参列される場合もあるかもしれません
•「知らせてほしかった」「葬儀に呼んでほしかった」と親戚や友人からの不満で、お付き合いの関係が悪くなることも
◆施設、ホールについて
「家族葬で行いたいとは思っていたけど、一般葬と同じような様式で、ホールの広さや祭壇は広い空間で行えばよかった」という声を聞くことがあります。
一般葬だからこうでないといけない、家族葬だからこのような祭壇でと決めつけてしまわず、故人やご遺族の気持ちを大事にし、思い通りの葬儀会社に相談することをお勧めいたします。
以上のように、一般葬と家族葬にはそれぞれメリットとデメリットがあります。葬儀の形式は、故人やご遺族の意向、状況によって慎重に選択する必要があります。
相賀佛光堂では、様々な思いを形にできる施設を設けております。事前に見学することも可能ですので、是非ご相談ください。
>さまざまな規模のご葬儀ホールをご用意しております。ご紹介はこちら
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