親の葬儀で恥をかかないために 献杯とは?
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「献杯」についてご紹介します。
親や親戚の大切なお悔やみの場で、献杯について知識がないと、自分だけでなく家族にまで恥をかかせてしまいます。献杯についてきちんと知っておくといいでしょう。
◆献杯とは
「献杯」とは、お悔やみの場での献杯とは、故人の冥福を祈念するために行われる儀式の一つです。一般的には、故人の霊前に置かれた位牌や遺影の前で、参列者が酒や水などを注いだ杯を捧げ、故人のために祈りを捧げます。献杯は、故人を偲ぶ儀式の一つであり、故人の冥福を祈るとともに、生者が故人の思い出を胸に刻んで、自分たちの人生を生きていくことを願う意味も含まれています。
◆献杯と乾杯の違い
「献杯」と「乾杯」は、似たような儀式であるため、混同されることがありますが、異なる意味があります。
「献杯」とは、神仏や故人に向けて酒や水を注いだ杯を捧げる儀式です。祈念や追悼の意味合いが強く、主に宗教的・式典的な場で行われます。
一方、「乾杯」とは、酒を飲む前に杯を合わせて「乾杯!」と声をかけ、その後に酒を飲む儀式です。
祝福や乾杯の意味合いが強く、主に飲み会や宴会などで行われます。
つまり、「献杯」は祈念や追悼の意味があり、宗教的・式典的な場で行われ、「乾杯」は祝福や乾杯の意味があり、飲み会や宴会などの社交的な場で行われるという違いがあります。
◆献杯を行うタイミング
献杯は、葬儀が終了し精進落としなどの会食が始まる前や、法要の後、お斎(おとき)の会食が始まる際に行われます。
会食を行う会場に入り全員が席に着いたら、喪主の挨拶が行われます。挨拶が終わったら参列者全員の杯やグラスにお酒やソフトドリンクを注ぎ合います。準備が整ったら、発声を頼まれた人の掛け声に合わせて献杯をする流れです。
◆献杯で気をつけること
グラスや盃を人と合わせないようにするのがマナーとされています。
盃やグラスは胸や顔より高く掲げて行うのが一般的です。
間違えて「乾杯」と発生しないように気をつけましょう
弔辞の場面では、日常では行わないマナーが存在します。意味やマナーを知ることで、
故人や家族へ敬意がしっかり行うことができます。しっかりと頭に入れて、もしもの時に恥をかかないようにしましょう。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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