キリスト教の葬儀に参列する際に気をつけること
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年以上、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「キリスト教の葬儀参列」についてご紹介します。
日本では、仏教式の葬儀が主流ですが、キリスト教徒の割合も近年は増加傾向にあります。そのため、キリスト教の葬儀に参列する機会も増えているのではないでしょうか。家族の代表として参列する際は事前に確認しておきましょう。
◆キリスト教の葬儀の考え方
キリスト教の葬儀は、死は終わりではなく、天国への旅立ちと捉えられます。
そのため、悲しみを表現するよりも、死は神の元へ召され祝福すべきものと捉えられています。
◆葬儀の流れ
1. 礼拝
2. 説教
3. 聖歌
4. 献花
5. 告別式
6. 送別式
◆仏教の葬儀と異なる点
• 通夜がない
仏教式の葬儀では、通夜の後に葬儀が行われますが、
キリスト教式の葬儀では、通夜がありません。
代わりに、カトリックでは「通夜の祈り」、
プロテスタントでは「前夜祭」と呼ばれる式が行われます。
• 献花がある
仏教式の葬儀では、お焼香がありますが、
キリスト教式の葬儀では、献花があります。
献花は、故人や神への祈りを捧げるものです。
• 聖歌を歌う
キリスト教の葬儀では、聖歌を歌います。
聖歌は、故人を偲び、天国へ送り出すためのものです。
• 説教がある
キリスト教の葬儀では、説教があります。
説教では、牧師が故人の生涯を振り返り、天国への旅立ちを祝福します。
• 御香典は渡さない
キリスト教の葬儀では、「御花料」を渡します。
「御花料」の表書きはカトリック、プロテスタント共通のものなので宗派に関係なく使用することができます。
蓮の花は仏教のシンボルなので使用せず、白色で百合の花や十字架が描かれているキリスト教用のものを使います。
◆服装
キリスト教の葬儀に参列する際の服装は、
仏教の葬儀と同じく、喪服またはダークスーツが一般的です。
また、女性は、黒のワンピースやアンサンブルなども可です。
キリスト教の葬儀と仏教式の葬儀には、死に対する考え方や式の流れ、参列する際のマナーなど、さまざまな違いがあります。また、カトリックとプロテスタントの両者の間には、葬儀の形式や内容にも若干の違いがあります。家族の代表として参列する際には、あらかじめ違いを理解し、故人や遺族への配慮を忘れずに、よりよいお別れができるようにしましょう。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
地元で安心して葬儀をあげていただけるよう、まごころを込めてお客様に寄り添いサポートいたします。
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