今さら聞けない 祥月命日と月命日の違い
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「祥月命日と月命日の違い」についてご紹介します。
親や親戚が亡くなって、「四十九日」「百か日」「命日」などをめどに法要する習慣が日本にはあります。また「命日」についてについてきちんと知っておくといいでしょう。
◆命日とは
「命日」とは、亡くなった人の命を偲ぶ日のことを指します。一般的には、西暦で亡くなった日と同じ日に設定されます。例えば、6月10日に亡くなった場合、毎年の6月10日をその人の命日として、家族や親族が故人を偲び、供養する日とされます。
命日には、お墓参りや供養、線香をあげたり、故人が好んだ食べ物を食べたり、思い出話を語ったりするなど、様々な形で故人を偲ぶことができます。また、仏教の儀式である「法要」を行うこともあります。命日は、故人を忘れずに、心に刻んでいくために大切な日とされています。
◆祥月命日(しょうつき・しょうげつ めいにち)月命日(つきめいにち)について
一般的な「命日」とは、故人が亡くなった月日を指し、別名「祥月命日(しょうつきめいにち)」と呼ばれます。
一方、月命日は、西暦で言うと、故人の命日の日付に対応する日のことを指します。例えば、5月1日に亡くなった場合、毎月1日を月命日として、故人を偲んで供養する日とされます。家族や親族がお参りし、お墓参りや供物を捧げることが一般的です。
命日は1年に1度だけですが、月命日は命日のある月を除いた毎月、つまり1年に11回訪れます。
◆法要と祥月命日
親や家族が亡くなって、通夜、葬式の後、初七日、四十九日、一周忌、三回忌と続きます。
その後、祥月命日の3と7を含む年に法要を行うことが一般的です。
三十三回忌は「弔い上げ」と言い、多くの家庭が三十三回忌で年忌法要を終わります。ただし、家庭や地域によっては五十回忌を行い、五十回忌を最終法要とする場合もあります。
◆命日の過ごし方
命日は、故人を偲ぶ日であり、家族や親族にとっては特別な日となります。過ごし方は、人それぞれですが、以下に一般的な命日の過ごし方をいくつか紹介します。
1. お墓参りや供養をする
故人のお墓にお参りし、お線香やお花を供えたり、手を合わせたりして、故人を偲びます。また、お墓の周りを掃除して、綺麗に整えることも大切です。
2.故人の好きだったものを食べる
故人が好んだ料理や飲み物を食べたり、故人が愛した場所に行って、思い出話を語ったりすることもあります。また、故人の写真や遺品を見ながら、一緒に過ごした思い出を振り返るのも良いでしょう。
3.法要を行う
祥月命日に法要を行うことで故人の冥福を祈ります。お寺で行われる法要に参列したり、自宅で僧侶をお招きしてお経を読んでいただいたりします。
4.その他に
故人との思い出の場所に行ったり、故人が好きだった音楽を聴いたり、手紙やメッセージを書いて、故人に向けて思いを伝えることもあります。
命日は、故人を偲ぶ大切な日であり、自分にとって最善の過ごし方を見つけることが大切です。
遠方に住んでいらっしゃる方はなかなか毎月お墓や仏壇に手を合わせることが難しいでしょう。長期休暇などを利用して、お参りに行くとご先祖様も喜ばれるでしょう。
また、遠方でお墓の掃除などでお困りの方の相談も受け付けておりますのでご相談ください。
法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
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