お布施の書き方 墨の色は薄墨?濃い墨?
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「お布施を渡すときのマナー」についてご紹介します。
葬儀や法要などで僧侶へ渡す金銭であるお布施ですが、どのように渡したらいいか悩んだことはありませんか? 葬儀や法事などの弔事で金銭を包む際は、表書きを墨の色は薄墨で書くことが多いですが、お布施は何色で書けばいいのでしょうか?
◆お布施とは
お布施は、寺院に対して葬儀や法要で読経してもらったことに対し謝礼として捧げる金銭です。
読経の対価と感じるかもしれませんが、お布施は信徒としての修行の一環であることに加え、心から感謝している気持ちを示すために捧げる金銭とされています。
◆お布施は濃い墨で書く
お布施を包む時の表書きに記載する文字は「濃い墨」で書きます。
中袋も濃い墨で書くのが基本です。
お布施を薄墨で書くのはマナー違反になります。
◆お香典は薄い墨で書く
弔事で金銭を包む時、一般的には表書きは「薄墨」で書きます。
薄墨を使用するのは悲しみを表すものといわれています。具体的には、悲しみの涙で墨が薄くなったという考え方に通じます。
また、前触れのない訃報を聞いて、急いで準備したために十分に墨を摺る時間が取れなかった、という説もあります。
◆一重の封筒に入れて渡す
お布施を渡すときは「お布施袋」を用意しましょう。
お布施は不祝儀ではないので、水引のない白い無地封筒を用意しましょう。
一重のもの、郵便番号が印刷されていないものが適切です。
一重のものを選ぶ理由は「不幸は今回1回限りのもの」であることを示すためとされています。
・上半分に「御布施」と書き、下半分に「名前」を書きます。
・内袋を用意してその中に紙幣を入れます。
・肖像画を封の入口に向ける
・金額を記載する時は大字(旧字体)を使用(例:金伍萬圓也)
お布施はお礼なので「濃い墨」、悲しみにふれるお香典は「薄墨」と覚えると、間違えず恥ずかしい思いをしなくてすみます。
地域や宗教によっても違うことがあるので、地域の年長者や親戚に聞きましょう。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
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