知っているようで知らない!お彼岸にやるべきこと、お供えの準備
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「お彼岸の準備」についてご紹介します。
秋に真赤な彼岸花が咲き始めると、ちょうど秋の彼岸の時期を迎えます。秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後3日間、合計7日間をお彼岸の期間としています。「お彼岸にはお墓参りをする」というイメージが強いですが、具体的な準備や方法はご存じでしょうか?今日はお彼岸の準備について紹介していきます。
◆そもそも・・・お彼岸とは?
ご先祖様に感謝を捧げる仏教の伝統行事です。
春分の日と秋分の日は、一年のうちで昼と夜の長さが同じで、太陽が真東から昇り、真西に沈む日。仏教的思想から古来より西方に極楽浄土があるといわれ、「この日が最も現世と極楽浄土が近くなる特別な日」という考え方から、両日に先祖供養を行なうようになりました。これが、お彼岸にお墓参りをする由来とされています。
秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」と、自然や先祖を大切にする日本ならではの伝統文化として現在まで続いている習慣です。
◆2022年のお彼岸
・彼岸入り
9月20日(火)
・中日 (秋分の日)
9月23日(金)
・彼岸明け
9月26日(月)
お墓参りの際は墓前の草を払い掃除をし、花や水、お菓子などを供え、お線香をあげて手を合わせます。
◆何をお供えすればいいのか
<食べ物>
「おはぎ」をお供えするのが一般的です。
実は、秋は収穫したばかりの秋の小豆が皮ごと食べられるので『粒あん』をお供えします。
春には「ぼたもち」をお供えし、こちらは『こしあん』を食べるそうです。
小豆は邪気を払い、魔除けとして信じられていることから、ご先祖様の供物として普及しました。
その他に、故人の好物や果物やお菓子などもお供えとして良いでしょう、その際は、直接置かずにあらかじめ用意しておいた半紙の上に置くのが良いでしょう。
<お花>
季節のお花として、
菊、小菊、りんどう、キキョウ、ソリダコ、カーネーション、ラン、ユリ、トルコキキョウ など
現在では、故人の好きだったお花を選ぶ方が多いようですが、「とげのある花」「匂いの強い花」「毒のある花」を使わないのがいいとされています。
お彼岸はまだまだ暑さが残る時期なので、日持ちのするお花を用意し、花屋さんが混雑する可能性があるので、前日頃から花を準備し、持参するとよいでしょう。
◆お供えのマナー
お供え物は、本来は持ち帰って先祖と分け合って食べるという意味も込められているので、お参りが終わってからそのままお墓の前で食べるというのも供養の1つになるようです。包装紙などでくるんで、お寺へご供養として渡しても問題はありませんし、持ち帰って食べても構いません。
お線香、ろうそくを灯した際は、火事に気をつけ火の始末は必ずしましょう。
今回は、お彼岸についてお伝えしました。お彼岸のお墓参りは通常のお墓参りとさほどマナーは変わりません。先祖を敬う気持ちを持ちながら、お墓参りを行うように心がけて下さい。
相賀佛光堂では、お墓掃除の代行サービスも行なっております。
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また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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