どうすればいいの!新盆・初盆に頂いたお供えのお返し
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年以上、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「新盆・初盆のお供えのお返し」についてご紹介します。
親が亡くなり、忌明け(49日法要後)の後に迎える初めてのお盆のことを初盆(新盆)と言います。
初盆の供養として親戚や知人から香典(提灯代)やお供物をいただいた場合、お返しのマナーが存在します。お返しの相場やあいさつ状はどのように書けば良いのかなど、分からないことが多すぎて困ってしまいますよね。今日はその一般的なマナーやポイントをご紹介します。
◆お返しの時期
お供えをいただいた日から1ヶ月以内(9月中旬頃までに)を目安にお返しをするのが一般的です。
法要に参列した親族や知人から香典(御提灯代)やお供え物をいただいた場合のお返しは、当日品物を持ち帰ってもらいます。
地域によっては法要後の会食がお返しに当たるため、あえて品物を用意せず、会食をしない場合のみ、お酒や仕出し弁当などを持ち帰ってもらうというところもあるようです。
◆金額の目安
お供えの金額や価値の1/3〜半額程度を目安とするのが一般的です。
法要に参列した親族や知人から香典(御提灯代)やお供物をいただいた場合のお返しですが、一般的にはいただいた金額の半分から3分の1程度の品物を持ち帰ってもらいます。誰がいくら包んでくれるかを事前に知ることはできないので、およそ2千円から3千円程度の返礼品を事前に用意しておき、1万円を超える金額を包んでくれた方には、後日あらためて追加の品を送ります。
◆返礼の品の種類
一般的な返礼の品としては、「消えもの」と言われる消耗品を選ばれることが多いようです。
食品(お菓子や日持ちする食品など)や日用品、タオルなどが考えられます。
最近では、カタログギフトを選ぶ家庭も増えており、受け取った側が自分の好きな品物を選べるため喜ばれることも多いようです。
◆添え状を同封
お返しの品と一緒に、感謝の気持ちを伝えるための添え状を同封します。
内容は簡潔に「初盆の際には格別のお気づかいを賜り、厚く御礼申し上げます」
などと記載するのが一般的です。
●お礼状に書く約束事で、文中に句読点「、」「。」を使いません。
<例文>
拝啓
先日は故□□□□の新盆 (初盆)に際しまして
ご丁寧にお心遣いいただきまして
ありがとうございました
故人もさぞかし喜んでいると思います
私からも厚く御礼申し上げます
つきましては ささやかではございますが
新盆 (初盆)の供養のしるしとして
心ばかりの品をお贈りさせていただきます
本来ならばお目にかかり
お礼を申し上げるべきところでございますが
略儀ながら書中をもちまして
謹んでお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
令和○○年○○月○○日
○○○○(施主の名前)
◆直接手渡し or 郵送
近くの親戚や知人であれば、直接手渡しするのが一般的ですが、遠方であれば郵送でも問題ありません。
ただし、郵送の際は、破損しないように丁寧に梱包することが大切です。
◆心遣いを大切に
金額や品物よりも、心からの感謝の気持ちを伝えることが最も大切です。お返しの品を選ぶ際や、添え状を書く際にも、その気持ちを大切にしましょう。
新盆・初盆は一生に一度の大切な行事であり、多くの方々からの心遣いやサポートを受けることが多いです。そのため、お返しの際も感謝の気持ちをしっかりと伝えることが重要です。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。
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