葬儀・葬式のマナー「親が亡くなる前に備える、生前の葬儀の準備で決める4つのこと」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「親が亡くなる前に備える、生前の葬儀の準備で決めること」について解説します。
Q .葬儀準備で生前に備え、決めることは?
A .人数や場所など、4つのポイントを紹介します。
葬儀にはいろいろな手続きが必要です。
もしもの時に備えて、望む形の葬儀をしてもらえる、故人の望む葬儀を叶えてあげられるよう、準備をしましょう。
ここでは、生前に決めるべきことを次の4つに分けてご紹介します。
(1)誰を呼ぶか
(2)葬儀を行う場所
(3)葬儀内容・してほしいこと
(4)費用の準備について
●(1)誰を呼ぶか
希望の人数と予算の兼ね合いについて、親族の要望も踏まえて決めておくことで、全員が納得する葬儀を行うことができるでしょう。
(葬儀の形式には、一般葬、家族葬、一日葬、直葬などがあります。
葬儀の形式によって規模が変わり、参列者の人数も変わります。
・一般葬は約50名以上の家族・身内だけでなく、ご近所の方など故人と生前に関係のあった一般の方にも参列して頂き執り行う大規模な葬儀。
・家族葬は約15名~30名程度の故人と特に親しかった方が中心となって参列する葬儀。
・一日葬はお通夜を省き葬儀・告別式と火葬を一日で執り行う、身内のみの葬儀。
・直葬はお通夜、葬儀・告別式を執り行わず、火葬場の火葬炉の前で、出来る限りの少人数で行う葬儀。)
訃報を知らせる人をリスト化し、「訃報のみ伝える人」と「参加してもらう人」に分けておくなどして誰に連絡するか決めることで、おおよその参列者数も想定することもできます。
●(2)葬儀を行う場所
葬儀の形態や料金、葬儀会社の信頼性や安全性、様々な条件を考えながら葬儀を行う場所を選ばなくてはなりません。
まずは、どのような葬儀会社があるのか、出来る限り多くの葬儀会社を探しましょう。葬儀会社は大きければいいとか、小さいからいいとか、一概には言えません。
ご希望の葬儀を執り行えるか、親切に対応してくれるか、明確な料金が出せているかなど、自分に合った葬儀会社を選ぶようにしましょう。
家族で話し合い、地域にある葬儀場の会員になると、会員が受けられるサービスなどもあるようです。
●(3)葬儀内容・してほしいこと
喪主を誰にするか、好きな音楽や映像を流したいなどの希望があれば内容を考えておき親族の方に伝えておきます。
中島みゆきさんの時代や、美空ひばりさんの川の流れのように邦楽など、故人の好きな音楽を流すことも一般的になっています。
遺影の写真なども、元気なうちに、思い出の写真を残しておき、ご本人の希望に揃えれるようにどれを使うか決めておけば、遺族にとってもありがたいことでしょう。
●(4)費用の準備について
葬儀の方向性が決まったら、まずは葬祭業者に相談し、見積書を作ってもらうことをおすすめします。また、宗教関係の費用やお寺は葬祭業者とは別になるので、寺院などに相談しましょう。
もしも、葬儀にかかる費用を積み立てる場合は、家族に伝わるようにエンディングノートなどにしっかり記載しておくようにしましょう。
生前に葬儀社と生前契約を結ぶというのも一つの手です。
繊細な内容ですので、家族や葬祭業者と相談しながら準備してください。
●不安を感じる前に備えておきましょう
時間は有限です。大切な人との最後の時間を後悔のないものにするためにも、家族が元気なうちに葬儀について話し合い、もしもの時に備えておけるといいですね。
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