四十九日法要は何のためにするの?忌明けはいつ?
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「四十九日法要」についてご紹介します。
親が亡くなって、仏教では命日を含め7日ごとに法要を行います。現代では七日ごとに僧侶に来てもらいお経を唱えることが難しいので、各家庭でお線香、御膳を供え流ことが多いでしょう。
この七日間と四十九日法要にはどのような意味があるのでしょう。
◆四十九日は何をする日?
仏教において、亡くなった方は輪廻転生を繰り返して徳を積み、極楽浄土を目指すといわれています。
人は亡くなったあと、四十九日目に生まれ変わりの行き先が決まります。その行き先がどこになるか、それを七日ごとに行われる仏様の裁判で決定するのです。
そのため、四十九日には盛大な法要を行い、遺された家族が善行(法要)を行って代わりに故人の功徳を積み、裁判が有利に進むように応援し、故人の霊が極楽浄土へ行けることを祈って執り行う法要です。
これが四十九日法要の基本的な考え方です。
浄土真宗では、亡くなった後すぐ仏になるとされているため、浄土真宗における四十九日は遺族の気持ちを癒すことが目的です。
◆忌明けとは?いつまで?
遺された家族は、四十九日の法要が終わると「忌明け」となります。
故人がこの世とあの世をさまよう期間を「中陰」と言います。その期間が満ちて四十九日目の忌明けの日を迎えることを「満中陰」と言います。
供養することで心の整理ができ、新しい生活を始めるための区切りとしても重要な日といえるでしょう。
忌中の間はお祝い事を避けますが、忌明けを以て遺族は通常の生活に戻ることができます。
◆七日ごとに逢う仏様が違う
故人は、亡くなられた日を合わせて四十九日の間、後生(来世)を定めるために修行をします。
その間に、七日毎に決まった仏様に七回逢うとされています。
●初七日忌(しょなぬかき)・・・不動明王(ふどうみょうおう)
●二七日忌(ふたなぬかき)・・・釈迦如来(しゃかにょらい)
●三七日忌(みなのかき)・・・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
●四七日忌(よつなのかき)・・・普賢菩薩(ふげんぼさつ)
●五七日忌(いつなのかき)・・・地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
●六七日忌(むなのかき)・・・弥勒菩薩(みろくぼさつ)
●七七日忌(しちなのかき:四十九日)・・・薬師如来(やくしにょらい)
◆四十九日法要の日取りで気をつけること
四十九日法要の意義から考えると、審判の日が過ぎてから法要を営むのは良くありません。
法要は必ず四十九日の当日もしくはその前の日に行いましょう。
四十九日の当日が難しいようであれば、その直近の週末等、参列者が集まりやすい日取りを前倒しで選びましょう。
葬儀と違って、法要は大安や仏滅などの六曜を気にする必要はありません。
◆四十九日法要当日の流れ
・僧侶読経
・焼香
・納骨式
・会食
四十九日の法事は葬儀とは違い、あらかじめ日程を決められます。当日の準備や会食、返礼品など、することは多いので、前もって準備に取り掛かりましょう。
四十九日法要は故人にとって重要な供養の日です。みんなで心静かに亡くなった方のあの世での幸せを願いたいですね。
一般的には、仏壇、お墓、本位牌の準備が四十九日までに必要になります。お墓や仏壇、位牌の準備でわからないことがあれば相賀佛光堂へご相談ください。
また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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