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親が亡くなって初めて知った「湯灌」「納棺」の儀式

2023年05月29日
葬儀・葬式のマナー

皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。

よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、今回のテーマは「湯灌」「納棺」の儀式についてご紹介します。

 

私たちの生活はさまざまな儀式で構成されています。誕生、成長、結婚、出産、そして死。これらは、人生の様々な節目で行われる儀式であり、それぞれが我々の人生に深い意味を持っています。

今日は、映画「おくりびと」で一般に知られるようになった、「湯灌[ゆかん]」と「納棺[のうかん]」の儀式について解説します。

 

◆湯灌について

湯灌は、亡くなった人の身体を清める儀式です。

宗教的な背景から、この儀式は「最後の洗浄」や「魂の清浄化」とも呼ばれています。

現世の苦しみも洗い流して清めるという意味で、古くから行われてきたものです。

 

湯灌の手順

① 全身を清めるために温水を使って洗う

② シャンプー、髭剃り、爪切り

③ 顔、手、足を順に洗う

④ 全身を拭く

⑤ 死装束に着替える

死装束は、全身白一色の和服のことを指しています。左前に着付けする

⑥ 髪を整え、お化粧を施す

男性、女性とも薄化粧を行い、顔色をよくするのが一般的です。

⑦ 遺体の安置

 

 

◆納棺について

納棺は、湯灌が終わった後に行われる儀式で、亡くなった人を棺に納めることを指します。

湯灌で清められた故人の身体を、棺に穏やかに移すための手順です。

納棺の際には、故人の衣服やお守りなどを一緒に棺の中に入れます。

これらの品々は、故人が亡き後の世界へ旅立つ際の持ち物とされています。

 

 

◆死装束について

死装束とは、亡くなった方に着せる着物のことを指します。

近年では、故人が生前愛用していた着物や洋服を着せてあげることもあります。

様々な種類や意味があり、それらの一部を紹介します。

 

経帷子(きょうかたびら):これは亡くなった方が最後に着る衣装で、白い着物に紫の帯をつける形式が一般的です。経帷子は「経を読むための衣服」という意味を持ち、仏教の世界への入り口を表します。

笠(かさ):故人が次の世界へと旅立つ際に天候に左右されないようにとの願いを込めて笠をかぶせるとされています。

三角頭巾(さんかくずきん):三角形の布を頭に巻くこの頭巾は、故人の魂が迷わずに進むことができるように、また悪霊から守るという意味があります。

六文銭(ろくもんぜん):これは亡くなった人が身に着ける六つの銭のことで、三途の川の渡し賃とされています。六文銭を渡せば安全に川を渡る事が出来ると言われています。

袈裟(けさ):これは仏教の僧侶が着る特別な法衣です。亡くなった方が浄土へ旅立つ際に袈裟を着せることで、その旅を助けると考えられています。

白足袋(しろたび):故人の足には白い足袋がはかせられます。これは清らかさを象徴します。

草履(ぞうり):故人が安全に次の世界へ旅立つことを願う象徴となっています。また、故人がこの世での道程を終え、新たな旅へと進むことを示しています。

 

 

◆何のために儀式を行うのか

これらの儀式は、亡くなった人を尊重し、その魂を清め、次の世界へ送り出すためのものです。

故人の死を悼むだけでなく、生きている我々が死という現実を直視し、受け入れるためのものでもあります。

「湯灌」「納棺」は遺族にとっても重要な儀式となります。

 

 

 

また、法要やご葬儀に関してわからないことがある方や、準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。

相賀佛光堂は、玉野市・岡山市南区エリア(旧灘崎町、迫川、荘内、常山、八浜、宇野、築港、直島、豊島)で「地元とともに生きる」葬儀社です。

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