葬儀・葬式のマナー「焼香の作法、やり方」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「焼香の仕方」について解説します。
焼香の作法を知りたいです。
香をつまむ指、押し頂き方、回数といったポイントがあります。
お通夜やお葬式で行われる「焼香」は、故人に向けて香を炊き拝むことを言います。
参列者なら前の方を見てそれに倣う、ということが出来ますが、喪主の方は一番先に焼香することになります。
いざという時困らないよう、作法を確認しておきましょう。
焼香の仕方
僧侶の読経が始まった後、係員の案内で喪主、遺族、親戚の順に焼香に進みます。
遺族は参列者に一礼してから焼香台の前に出て、本尊または遺影に向かって一礼します。
焼香の手順は次の通りです。
(1)右手の親指・人差し指・中指の三本で抹香(香木を砕いた細かい木片)を少量つまみます。
(2)手を返して額の高さまでかかげます。(これを「押し頂く」といいます)
(3)左の香炉(炭の方)の少し上に移動させ、指をこすりながらパラパラと落とします。
※このとき、数珠は左手にかけておきましょう。
参列者が焼香する際には遺族に対して一礼しますので、遺族も目礼して応えます。
宗派ごとの焼香
宗派によって焼香の回数などには違いがあります。
ここでは、一般的な各宗派の焼香の回数を紹介します。
・天台宗…3回
・真言宗…3回
・浄土宗…1〜3回
・日蓮宗…1〜3回
・臨済宗…1回
・曹洞宗…2回(初めの1回のみ押し頂く)
・浄土真宗本願寺派…1回(押し頂かない)
・浄土真宗大谷派…2回(押し頂かない)
作法については、僧侶によっても考え方が異なる場合があります。
わからないことがあれば僧侶や葬儀社に相談しましょう。
大事なのは真心を込めて行うこと
焼香で一番大切なのは故人のご冥福をお祈りしながら行うことです。
実際の葬儀の時に落ち着いて真心を込めた焼香が出来るよう、作法を知っておくと安心ですね。
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