葬儀・葬式のマナー「お通夜・お葬式・告別式の違い」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式のマナーの心配ごと、今回は「お通夜・お葬式・告別式の違い」について解説します。
お通夜・お葬式・告別式には
どういう違いがありますか?
お通夜は夜通しご遺体を見守る、葬儀は家族でのお別れ、告別式は一般の方も含めたお別れといった違いがあります。
3つとも故人とのお別れの儀式ですが、それぞれに意味合いがあるのです。
まずお通夜とは、葬儀の前夜に親類や故人と親しかった知人が集まり、終夜死者と共に過ごし、故人との別れを惜しむ儀式のことです。
家族や親戚が夜通し見守り、故人に悪い霊が取りつかないようにするという意味を持っています。
一方お葬式は、遺族や親族が故人の冥福を祈り、この世からあの世へと渡らせる意味合いがあります。
そして告別式とは、主催者ではなく弔問客である会葬者全員が焼香して、最期のお別れをする儀式のことなのです。
今のお通夜は仕事関係や近所の方がメインでお別れする儀式に
しかし、時代の変化とともにお通夜の流れは変わり、仕事関係や近所の方も参列しやすい、18~19時頃から僧侶の読経が始まるようになりました。
焼香のあとは、故人との最後の食事の場である通夜振る舞いを用意して参列者をもてなし、夜のうちにお開きになる「半通夜」が主流になっています。
当日のスケジュール
それぞれ、当日のスケジュールは下記のようになります。
【お通夜】
納棺 → お通夜(僧侶の入場・読経→焼香→僧侶の法話→喪主挨拶) → 通夜ぶるまい → 終了(ご遺族は夜通し線香を灯しご遺体を見守ります)
近年は告別式に出席できない人のためのお別れの場に変わってきており、一般の弔問客を迎えて約1時間程度で終わる、半通夜が多くなってきています。
【葬儀・告別式】
葬儀・告別式(僧侶の入場・読経→焼香、弔辞・弔電→棺への花入れ→喪主挨拶) → 火葬 → お骨上げ → 精進料理 → 自宅
(近年は、お骨上げまでの間に精進料理を食べていただく場合が多いです。)
「葬儀」と「告別式」は本来分かれているものでしたが、最近では続けて行われることの方が一般的となっています。
葬儀と告別式の時間が分けられている場合は、友人や知人といった関係であれば葬儀の時間は待機し、後半の告別式から出席するようにするとよいでしょう。
お通夜・ご葬儀の形式を確認しましょう。
3つの儀式は何かと混同されがちですが、内容や意味合いにこのような違いがあるのです。
それぞれに共通する「故人を想いお別れすること」を忘れずに、式を執り行ないましょう。
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