葬儀マナー「喪主の妻、兄弟がしてはいけないこと」」
皆さまこんにちは。玉野で仏事のお手伝いをして40年、相賀佛光堂です。
よくある葬儀・葬式・法要のマナーの心配ごと、
今回のテーマは「喪主の妻、兄弟の役割」についてご紹介します。
近しい親族、両親が亡くなった場合に夫が喪主を務めることがあります。喪主の妻は、どのように立ち振る舞えばいいのでしょうか。また、喪主の兄弟、姉妹についても、どのようにフォローすればいいのか、今後の兄弟姉妹付き合いにも関わってくる、最悪な失態をお互いが行わないように、役割やマナーについてご紹介します。
◆まず、喪主は何をするのでしょう
遺族代表として葬儀全体を取り仕切り、故人に代わって弔問を受けます。
・葬儀者の選定
・寺院への連絡(菩提寺に連絡を取り、日程の調整)
・葬儀全体の決定
・様々な場面での挨拶(通夜式、告別式、出棺時、精進落としの席での開式・閉式時)
・お布施や香典といったお金の管理
・葬儀が終わったあとのお返しやお礼の手配
喪主についての記事はこちら
「親が亡くなったら、喪主は何をすればいいの?どうやって決める?」
◆喪主を支える役割
喪主は上記のように決め事が多く役割が多く、故人のために時間に追われ、大変忙しい動きをしなくてはなりません。また、慣れない役割を担うので精神的にも疲労がたまります。
喪主の家族や兄弟姉妹が手伝えることをご紹介します。
・礼服、数珠の準備
・参列者のリストアップ、電話、メールでの連絡、出欠確認を分担して行う。
・会食の準備やお茶出し
・親族に年配の方がいる場合の配慮(お手洗いのや部屋の移動の介助、椅子の準備など)
・会食手配、準備やお茶出し
・受付をご近所や職場の方に頼んだ際の挨拶、配慮、仕事内容の説明など
・急な買い出しの対応
◆服装・メイクについて
喪主の妻の服装は、現在では和装に限らず洋装の方も多いようです。
お茶出しや会食の配膳などもあるので喪服が汚れないように黒の割烹着やエプロンがあると便利です。
<和装>
染め抜きの五つ紋をつけた黒地の着物に黒帯を合わせるのが基本です。
半襟と足袋は白ですが、草履は光沢感のないマットな黒を履きます。
<洋装>
光沢感のないマットな黒のワンピース、スーツ、ボタンやバックルまでマットなものを選びましょう。
ストッキングは必ず黒を選びましょう。
<メイク>
喪主の妻のメイクは、「片化粧(かたげしょ)」にします。口紅は使用しないのが特徴ですが、使用するのであれば、ほんのり色づく程度にします。ノーメイクは失礼にあたります。
◆喪主の妻・兄弟姉妹がしてはいけないこと
喪主をサポートするはずの妻や兄弟姉妹がしてはいけないこと。
それは、「ケンカ」です。
最後のお別れになる大事な葬儀でのケンカは絶対に避けなければなりません。
しかし、準備の忙しさ、金銭的なことなど、ケンカになる要因は沢山ありますので、お互いが故人のために、思いやりを持って動くことが一番大切でしょう。
喪主だけが忙しく動き、妻や兄弟姉妹は親戚とずっと思い出話に浸っていてはケンカの元になります。
葬儀の当日に忙しさを避けるために、前もって準備しておくと、悔いのない親の葬儀を行う見送ることができます。
・連絡リストの作成
・遺影に使う写真は、元気なうちにお気に入りを選んでおく
・礼服や数珠は定期的にメンテナンスしておく
・地元の葬儀会社を選定して、予算を決めておく などです。
親の葬儀で夫が喪主になった時、事前に様々なことを想定し、妻や兄弟姉妹はサポートしましょう。葬儀がきっかけで不仲になることがないように、しっかり供養して見送れるようにしましょう。
ご葬儀や法要に関してわからないことがある方や、ご準備が難しい方は相賀佛光堂にご相談ください。
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