台風が来た時にお葬式は延期できるの?
TOP > お通夜・葬式の困った! >第28回 お葬式の延期
A.状況に応じて中止・延期してよいぞ!
親族一同を招いてのお葬式。
仏事ということもあり、延期や中止をするのは罰当たりに思うかもしれんのぉ。
じゃが、そんなことはない!
安心して行えるように調整して大丈夫じゃ!
お葬式は無理の無い範囲で実施するのじゃ
お葬式の日程は、台風や洪水、大雪などの悪天候で参列者が来れない場合や
施主の体調が悪化して実施が難しい場合などには、日を改めた方が良いとされておる。
折角のお別れの儀式に心身ともに疲れ切っている状態では、
思い出に残るようなお葬式を行うことは難しいし、
参列に来てくれる遺族・親族や友人の方々も、
落ち着いた状態で心からお祈りするのは難しいじゃろう。
それよりも、日を改めることで納得のいく葬儀を行うことをお勧めする葬儀社が多いのじゃ!
心配なことがある場合は、遠慮せずに相談してみると良いじゃろう。
ご臨終から日が経った場合、先に火葬から行う場合があるぞ
お葬式の日を改めた場合、次の都合がなかなかつかず、ご臨終から数日経ってしまう場合もあるじゃろう。
そんな時には、遺体が傷むのを防ぐために、通夜の前に火葬を行ってしまうことがあるぞ。
火葬した後に通夜・葬式を行う形式を骨葬と言い、地域によっては一般的に行われている形式でもある。
お骨になってからのお葬式になるため、参列者が故人の顔を見ることができなくなってしまうが、
すぐに集まれる遺族だけで行えるため、参列者を招くことへの気疲れなどもなく、
火葬場の再予約や遺体安置に必要な費用など、負担を抑えることもできるぞ。
参列者の都合も見て無理なく行おう
お葬式は延期できることを説明してきたが、実際は強行してしまう場合が多いようじゃ。
参列者への連絡が大変なことや、施主自身も仕事などで都合がつきにくいこと、
また遺体の安置にかかる料金への心配などがその主な理由じゃ。
お葬式は、生きている自分たちが安心して行えて、
残りの人生を生きる上で良い思い出にすることが一番大切なもの。
そのまま行うにしても、延期するにしても、無理の無いやり方を選ぶとよいじゃろう。