「のし袋」の基本的なこと教えて!
TOP > お通夜・葬式の困った! > 第1回 「のし袋」の基本
A.結婚式や祝い事に使われるのは「祝儀袋」、通夜や葬式葬儀または法事法要などの際にお悔やみ金を包む袋を「不祝儀袋」という。
ここでは「不祝儀袋」について説明していくぞい。
不祝儀袋は、一般的には「お悔やみ用のし袋」「お悔やみのし袋」あるいはもう少し具体的に「香典袋」などと呼ばれておる。
ただ祝儀袋とは違い、「のし袋」と呼ぶ割には大体のものにはのしはついておらん。
水引きについて
不祝儀袋には紐が結ばれており、これを水引きと言う。
結び切りという解くのが難しい結び方じゃが、これには「人生に一度きりにしたい」という意味があるのじゃ。
そして不祝儀袋の水引きの色、本数はこんな感じじゃ。
・水引きの色
お悔やみ事なら、白×黒、白×銀、銀×銀、白×白まれに白×黄(関西)など。
・水引きの本数
お悔やみ事なら2本、4本、6本など偶数。
但し婚礼関係には5本×2束で10本の使用が許されとるぞい!
不祝儀袋の作法
不祝儀袋についての簡単なことは分かったかの?
ここからは使い方について説明していくぞい!
まずは包み方じゃ。
売られているものには「水引きが印刷されたタイプ(袋タイプ)」と、「水引きをはずせるタイプ」がある。
印刷されたタイプは略式じゃのう。こちらだと包む必要はないが、
正式な水引を外せるタイプだと、決まった包み方がある。
不祝儀袋だと、上側の紙がかぶさるように折るのじゃ。
覚え方は、「お悔やみ事は深く敬礼(上から下へ)」じゃ!!
不祝儀袋の用途について
最後に用途じゃ。不祝儀袋の用途は以下の通り。
・香典
・御供物料
・御供花料
・葬儀の引出物
・香典返し
・法事法要の引出物
・お寺神社などへのお礼
また、葬儀などの謝礼を払うときにも使うが、
白封筒や奉書紙(中包みに入れて上包みをかけ、水引きをつけない)方が、
謝礼として使うときには丁寧なのじゃ。
ダガジク和尚のひとこと
通夜葬式法事などで使う「のし袋」については分かったかの。
おかしなのし袋を用意しないようにするんじゃぞ!!
表書きや中袋の書き方、袱紗についてはまた別の項で紹介するぞい。