Q.葬儀の種類ってどんなものがあるの?
TOP > お通夜・葬式の困った! >第42回 葬儀の種類
A.故人らしさを活かした葬儀も増えておるぞ!
近年は故人の意思や状況などによって、葬儀の種類も様々になってきておる。
色々な形の選択肢があることを知っておくと、
希望に沿った納得のいくお葬式を行うことが出来るじゃろう。
多様な葬儀の種類の中でも、今回は「故人らしさを活かした葬儀」を紹介するぞ!
故人らしさを活かした葬儀
・一般葬
多様なお葬式を紹介する前に、まずは一般的なお葬式について触れておこうかの。
いわゆる一般的なお葬式はその名もずばり「一般葬」。
広く故人と縁のあった人を呼び、通夜・葬儀式・告別式を行うものじゃ。
通夜は葬儀の前夜に故人との別れを惜しむ儀式、
葬儀式は故人の魂をあの世へと渡らせる儀式、
告別式は故人と最後のお別れをする儀式じゃよ。
・お別れの会(偲ぶ会)・自由葬
形式にとらわれず、故人のその人らしさを偲べるような自由な葬儀スタイルじゃ。
葬儀の後に自由な形で故人を偲ぶ「お別れの会(偲ぶ会)」、
ビデオを流したり生演奏をするなど、宗教に沿った流れにとらわれない
「自由葬」などがあるぞ。
・社葬(団体葬)・合同葬
会社の社長や会長などが亡くなった時や、社員が殉職した時などに行われる葬儀じゃよ。
会社が主催して行う葬儀が「社葬」、遺族と会社が合同で行う場合や、
2つ以上の企業や団体が合同で行う葬儀は「合同葬」というのじゃ。
こうした、会社や団体が主催して行う公的な葬儀のことを総称して「団体葬」というぞ。
企業が主体となると規模が大きく準備も必要なので、
まずは遺族で葬儀をして1〜2ヶ月後に本葬として社葬を営むことが一般的なのじゃ。
また、社葬の喪主(主催者)は遺族の代表者、施主(布施する主)は企業となる。
社葬をする意義としては、故人の冥福を祈るだけでなく、
故人が企業に遺した業績や、企業の今後の体制が磐石なことを伝えられる点などがあるぞ。
故人らしさは千差万別!
葬儀の内容や、どういった人に葬儀を行って欲しいかによっても
葬儀の形は大きく変わるのぅ。
自分たちの希望に沿った葬儀はどういったものか、まずは思いを巡らせてみよう!
次回は多様なお葬式の形の中の「コンパクトな葬儀」を紹介するぞ!