Q.弔問のマナーを教えて!
TOP > お通夜・葬式の困った! >第51回 弔問のマナーを教えて!
A.訪問のタイミングなど、ご遺族への配慮が重要じゃ!
弔問とは、ご遺族を訪問しお悔やみを述べることじゃ。
弔問には大きく分けると2つのタイミングがある。
訃報を聞き、お通夜の前に駆けつける場合と、
お通夜や葬儀に参列できず、後日ご遺族のお家へ伺う場合じゃ。
今回はこの2つの場合それぞれについて解説するぞ!
お通夜前・葬儀後の弔問の違い
お通夜前の弔問
このタイミングで弔問するのは、親族などごく親しい間柄の場合じゃ。
通夜の前、ご遺族は悲しみの中準備で忙しくしているので特に配慮が必要じゃよ!
事前に連絡をしてご遺族の意向を大切に!
葬儀後の弔問
葬儀後に訪ねる場合いつ頃行くのが良いかじゃが、
葬儀が終わって3日〜49日までの間が良いじゃろう。
これは、葬儀直後は準備が整っておらず、
あまり日が空いてもまた弔問客を迎える準備が必要なので、
ご遺族の負担にならないようにするためじゃ。
こちらも事前の連絡は必ずするように!
服装
喪服を着る必要はないが、派手だったりカジュアルな服装はNG。
男性はスーツまたはスラックスにジャケット、
女性は地味な色のワンピースやアンサンブルスーツなどがおすすめじゃ。
持ち物
お通夜前の弔問
香典は通夜や葬儀で渡すので特に何も必要無いが、
供物を持参するのも良いじゃろう。
葬儀後の弔問
香典を持参しよう。
香典の表書きは四十九日前であれば「御霊前」、
四十九日以降は「御仏前」が一般的じゃ。
挨拶
大きくは下記の2つの思いを伝えるようにしよう。
お悔やみの言葉「心からお悔やみ申し上げます」など
ご遺族を気遣う言葉「何かお手伝いすることがあればお声がけください」など
また下記のポイントにも注意じゃ。
・死因や病状などを細かく聞こうとしない。
・たくさんの弔問客に対応する遺族の負担を考え、手短に想いを伝える。
・生死に関する直接的な言葉を避ける、縁起の悪い言葉は使わない、
宗教に配慮するなど言葉遣いにも配慮しよう。
弔問の流れ
お通夜前の弔問
(1)事前に連絡する。
(2)玄関先で挨拶する。故人との対面はご遺族に勧められた時だけ。
(3)<故人と対面する場合>
故人の枕元で、正座をして両手をつき一礼。
遺族が白布を外したら、両手を膝の上におき故人に深く一礼し、合掌。
少し下がってご遺族に一礼。
(4)なるべく長居せず早々に引き上げる。
葬儀後の弔問
(1)事前に連絡する。
(2)玄関先で挨拶する。ご遺族から勧められたら家に上がる。
(3)お線香をあげてお悔やみの言葉を述べ、香典や供物を渡す。
(4)なるべく長居せず早々に引き上げる。
ご遺族の都合が最優先!
弔問で一番重要なのは、ご遺族の都合や意向を最優先にすることじゃ!
マナーを守りつつお悔やみや気遣いの気持ちを伝える弔問にしよう!