お墓参りの仕方ってありますか?
A.時期や服装など特別な決まりはありません。先ずはご先祖様に感謝して手をあわせましょう。
お墓はいつお参りしてもいい。人生の節目の報告で御参りする人も多い。
ただ一般的にはお盆やお彼岸、命日のほか、法要のときや年の暮れ、お正月などが
お墓参りのけじめの時期といえるな。けじめはつけねばならん!
先祖を供養し、敬う気持ちを大切にするためにもできるだけ毎年お墓参りをするのは大切なことだ!
もしやむをえない事情でお盆やお彼岸の期間中にお墓参りができない場合は、
日が過ぎる前、早めにお参りに行くのじゃ。
そうすれば、ご先祖さまを敬う気持ちや供養の心が届き、失礼にはならないぞ。
しかし!
「仏滅の日はお墓参りしてはいけない」などという話には注意するのじゃ!
これは仏教の教えとはまったく関係のない俗信にすぎない!
またお墓参りの服装も自由じゃが、ご先祖様が泣きたくなるだらしない格好はやめた方がいいぞ!
墓参りの必需品
「掃除をするための物」と「お参りに必要な物」があるのう。
掃除用品として、
・ほうき
・たわし
・雑巾
・バケツ
・ごみ袋など
たわしに関しては、墓石を磨くものだから金属製はダメじゃぞ!ご先祖様の墓石が傷だらけじゃ!!
つぎに、お参り用としては以下のようなものがある。
・お線香
・ローソク
・花
・お供え物
・マッチ
・半紙
・水桶
・ひしゃく
など
お墓参りの一般的な作法
お墓参りの一般的な作法じゃが
(1)墓石とその周りの掃除する。
(2)花立に生花を添えて、故人の好物だった菓子・果物などをお供えし、ろうそくとお線香を手向ける。
(3)合掌礼拝の前に水桶からひしゃくで水をすくって、墓石にかける。
(4)合掌する。
お墓は祖先の住み家じゃからな。
いつもきれいにしておくのが、供養の第一の心がけじゃ!
ちなみに(3)は、お墓をきれいにする意味合いもあるが、仏教的には墓の周辺をうろついている餓鬼(がき)への施しなのじゃ。
ふだんは飲めない水を下等な餓鬼(がき)にすらあげるという仏の慈悲の心を象徴する行為の様じゃ。
優しい気持ちを持ってお墓全体が濡れるほどにたっぷりとかけるのじゃ!!
その他
また、お墓参りのときに子どもたちを連れていくのじゃ。
小さな子供にはお墓の意味がすぐには分からないかもしれん。
じゃが子ども心に祖先を敬い感謝する気持ちを感じ取る。情操教育の場として最適だといえる!
ダガジク和尚のひとこと
なんにせよ、心を込めることがご先祖様にとっては何よりも嬉しいはず。
家族そろってお墓参りをし、ご先祖さまに敬いと供養の心をお届けするのじゃ!!
関連記事