Q.お彼岸にはなぜおはぎをお供えするの?

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A.諸説あるが、心をこめた特別なお供えだからじゃ。

お彼岸にお供えするものといえば、あんこが美味しいおはぎじゃのぅ。
今回はお供えのおはぎについて解説しよう!

お供えする理由いろいろ

なぜおはぎを供えるのか、諸説あるのじゃがその内の3つを紹介しよう!

1.魔除けの赤
小豆の赤い色には魔除けの効果があると古くから信じられておった。
邪気を払う食べ物としてご先祖様にお供えされてきたのじゃ。
2.心を「合わせる」
「もち米」と「あんこ」2つの物を「合わせる」ことから、
ご先祖様の心と自分たちの心を「合わせる」という意味もあるそうじゃ。
3.貴重な砂糖を捧げる
昔は砂糖が貴重じゃった。
現代のように甘いお菓子はなかなか食べられなかったんじゃ。
貴重な甘いものをお供えすることで、感謝と祈りの気持ちを表していたのじゃろう。

「おはぎ」と「ぼたもち」

ちなみに…秋のお彼岸はおはぎ、
春のお彼岸は「ぼたもち」をお供えすることを知っておったか?
2つにはこんな違いがあるんじゃ!

秋は「おはぎ」
・秋に咲く萩にちなんで
・小さく俵型
・つぶあん(小豆は秋に収穫するので柔らかく皮ごと使えるため)
春は「ぼたもち」
・春に咲く牡丹にちなんで
・まるく大きい
・こしあん(春まで保存した小豆は硬いので皮を除くため)

感謝を込めてお供えしよう

いつも忙しい人も、お彼岸の時期には時間を作ってお墓参りをしてみてはいかがかな?
お供えものをするときは、ご先祖様への感謝の気持ちを込めて手を合わせよう。
お線香など他のお供えもそろっておるかのぅ?
準備万端でお墓参りに行こう!