Q.墓地・霊園の種類はどんなものがある?
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A.管理者によって様々な特色の墓地があるぞ!
先祖のお墓を受け継ぐ場合は自分で墓地を選ぶのは難しいが、
お墓が無い場合はどこにお墓を建てるか選ぶことができるのぅ。
散骨や永代供養という方法もあるが、
今回は一般的なお墓を建てる墓地について解説しよう!
墓地の運営・管理者
墓地についての法律「墓埋法」によると、
墓地を運営できる団体は以下の3つじゃ。
●地方自治体
●宗教法人
●公益法人
次は、この管理者別に見た墓地の種類を紹介しよう!
寺院墓地
お寺が管理する墓地じゃ。
先祖代々のお墓がお寺にある人は、埋葬の時はそのお墓に納骨すればよいじゃろう。
新たに墓地を購入しようと思う人は、
基本的にはそのお寺の宗派であり、檀家になる必要がある。
しかし最近は宗派不問の所も増えているので、事前に確認しておこう!
檀家になった場合はお寺を経済的に支える一方、
何かあれば住職に相談しやすいというメリットもあるぞ!
公営墓地
都道府県や市区町村といった地方公共団体が管理する墓地じゃ。
その地域の住民に限る所が多く、自治体によって特色がある。
また人気のあるところは競争率が高く、抽選になる場合もあるようじゃ。
宗教・宗派や石材店の指定はない場合がほとんどじゃ。
そして、管理している地方公共団体が財政破たんしない限り
潰れる心配がないというメリットがあるぞ。
法要や供養、掃除用具などの手配は自分で用意が必要じゃ。
民営墓地
宗教法人や財団法人が管理・運営する墓地じゃ。
宗教・宗派に関係なく申し込めるぞ。
価格帯や面積、雰囲気など霊園によって様々な個性があるので、
自分に合った場所を探そう!
みなし墓地
墓地についての法律「墓埋法」は昭和23年に出来た法律じゃ。
しかしそれより前に作られた墓地を認めないという訳にはいかん。
そこで、それ以前に作られたが都道府県知事の許可を取っている墓地を、
法律で許可されたものとするという意味で「みなし墓地」と呼ぶんじゃよ。
みなし墓地には次の3つの種類があるのじゃ。
●地域の共同墓地
共同墓地とは、集落、村落など地域のコミュニティによって
使用、管理、運営されてきた墓地のことじゃ。
●宗教団体などの共同墓地
何らかの主旨でまとまった団体が管理、運営してきた墓地。
1つの同じ宗教を信じる人たちで管理してきた墓地などがこれに当たるぞ。
●個人墓地
自分の土地に先祖代々を埋葬している墓地で、他家の人を埋葬しないものじゃ。
自分に合った墓地を見極めよう!
墓地・霊園にはこのような分類があること、わかってもらえたかのぅ?
自分に合った墓地を見つけるために、何ヶ所か回ってみるのもおすすめじゃ!
長いおつきあいになる墓地じゃから、運営主体をしっかりと見極めることも肝心じゃぞ!