Q.遺骨を分けて供養したい!

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A.「分骨」という方法があるぞ!

分骨とは、遺骨を2ヶ所以上の場所に納骨することじゃ。
お墓が遠くにある、遺骨を手元に置いておきたいなどの理由で
分骨が行われることが増えているようじゃ。
今回は分骨の方法を紹介するぞ!

「分骨は良くない」と聞いたけど…?

遺骨がバラバラの場所にあると良くないという迷信もあるが、
希望の場所で遺骨を供養することは残された人の心の支えにもなるじゃろう。
気に病む必要はないぞ!

火葬後に分骨する場合

1. 分骨する数分の骨壷を準備する
2. 火葬場に「火葬証明書(分骨用)」または「分骨証明書」を分骨する数分だけ発行してもらう
3. 火葬場で遺骨を拾うとき、準備したそれぞれの骨壷に遺骨を納めるする
4. 分骨先の管理者に「火葬証明書(分骨用)」または「分骨証明書」を渡す
5. 分骨先に遺骨を納骨する

※「火葬証明書(分骨用)」は火葬する時に発行される「火葬許可証」とは異なるので注意!
※証明書の手続きが難しい場合は事前に葬儀社に手配を依頼しておこう。
※火葬場によっては当日発行の場合もあるので事前に確認しておこう。

お墓に埋葬された遺骨を分骨する場合

1. お墓や納骨堂の管理者に「分骨証明書」の発行を依頼する
2. 分骨前のお墓もしくは納骨堂から遺骨を取り出す日程を決める
3. 閉眼供養を行う
4. 石材店や寺院にお願いして、遺骨を取り出してもらう
5. 元のお墓や納骨堂に遺骨を戻した後、開眼供養を行う
6. 分骨先の管理者に「分骨証明書」を渡す
7. 分骨先に遺骨を納骨する
8. 分骨先で開眼供養を行う

自宅で遺骨を保管するときは?

分骨した遺骨を自宅で保管する手元供養の場合、証明書は必要無いぞ。
しかし、後々事情が変わってお墓に納骨するかもしれないので、
念のため分骨証明書を用意しておくと安心じゃ。

親族で話し合ってみよう!

分骨や供養の仕方の考え方は人それぞれじゃ。
分骨は故人の遺言の場合と遺族の希望の場合とがあるが、
大切なのは家族や親族とよく話し合うこと。 故人をどのように供養するか、
皆で一番良い形を探していこう!