Q.枯れにくいお墓参りの花ってどんなの?

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枯れにくい種類の花を選ぶか、造花を使という手もあるぞ!

A.枯れにくい種類の花を選ぶか、造花という手もあるぞ!

お墓参りに持っていくお供えの花。
“供花(きょうか)”というが、供えられたまま枯れたり
動物に荒らされているのをたまに見るのう。

そんなことにならない
供花の選び方や供え方について、今回は紹介しよう。

供花の定番は“仏花(ぶっか)”じゃ

お墓に供える花には
「この花でないとダメだ」という決まりは無いが
最も定番なのは”仏花”というものじゃ。
菊やカーネーションなど、水はけの良い種類があっており
仏具店や花屋さんで売っておるぞ。

供花に決まりは無いとは言ったが
適さない種類もあるので気をつけるのじゃ。
例えば次のようなお花は避けるべきじゃろう。

●トゲや毒があるもの
 折角のお墓参り。どんなに綺麗なお花でもケガをしては良くないのう。
 気持ちよくお参りができるものにするのじゃ。

●強い匂いがするもの
 これもお参りに来た人を嫌な気持ちにさせてしまうためNGじゃ。

●ツルが伸びるもの
 育つと手入れが大変なものもやめておくべきじゃ。
 周りのお墓の迷惑にもならないようにするのじゃ。

供花は造花でもOKじゃ!

供花の中でも色々と選べることがわかってもらえたと思うが
どんなに綺麗な花も、時間が経てば枯れてしまうものじゃ。
さらに、動物が食べたり、虫がたかったりすると嫌じゃのう。

そこで、あまり知られておらんが
実は、供花はブリザーブドフラワーのような造花でも問題ないのじゃ!

罰当たりな気がするかもしれんが
虫が寄ったり、枯れたりすることもなく、綺麗に保ち続けられるので
とっても便利じゃぞ。

ただ、生花に比べてかなり軽いので
風で飛ばないように茎の先に重りを付けたり工夫すると良いじゃろう。

暑くて花が傷みやすい夏場などにも良さそうじゃのう。
仏具店や花屋さんなどに事情を話して
選んでもらうとよいじゃろう。

どうしても生花がいい人は、その日に持ち帰るのじゃ!

「造花が便利そうだけど、やっぱり生花がいいなぁ」という人
その気持ちもよくわかるぞ。

その場合は、お参りの時だけ花をお供えして
お参りが終わったら持ち帰るという方法もあるぞ。

ただし、持ち帰った花を
仏壇などに再利用するのは良くないとされておるので
気をつけるのじゃ!

一度故人に捧げたお供え物を
もう一度お供えすることは、ご先祖様への失礼になるのじゃ。

また、霊園によっては
管理人が花を処理してくれるところもあるようじゃ。
「できるだけ長く飾っておきたい」という場合には
相談してみると良いじゃろう。

供花についても
地域や霊園によって様々なルールやしきたりがあるので、よく注意してくれのう。
その上で、大変でないやり方を選ぶと良いじゃろう。

お墓の向きは目安です。気にしすぎないようにしましょう。