Q.納骨室がいっぱいになったら?

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A.仏様の弟子になってないことを表しておる!

A.スペースを確保する色々な方法があるぞ!

お墓には遺骨の入った骨壷を納める納骨室(カロート)がある。
ご先祖様が代々眠る場所じゃ。
しかし当然、年月が経つにつれ納める骨壷は増えていく。
納骨室にもう骨壷が入るスペースがなくなった場合、どうすればいいのじゃろうか?

スペースがなくなった時の対処法

・土に還す
遺骨を納骨室の息抜き穴と呼ばれる土が露出した部分に埋葬し、
骨壷も割って埋める方法。33回忌や50回忌をめどに、
古いお骨から土に還すことが多いようじゃ。
しかしお墓がコンクリートの上に建っている場合は土に還すことができん。
そんな場合は以下の方法があるぞ。

・ひとつの骨壷にまとめる
古い遺骨は、細かくなったり自然に崩れたりしてカサが減っているので、
まとめて骨壷に入れれば省スペースになるぞ。

・布袋にまとめる
骨壷にこだわりがなければ、骨壷から出して布袋に入れる方法もある。
骨壷よりも省スペースになり空間が生まれるぞ。

・粉骨してひとつの骨壷にまとめる
粉骨と言って遺骨を細かく砕き、かさを減らす方法じゃ。
砕くのは抵抗があるかもしれんが、宗教的・法律的にも問題は無い。
専門業者に依頼することもできるぞ。

・分骨する
古いお骨を、本山や墓地の合祀墓に分骨する方法じゃ。
残った遺骨を小さな入れ物に移し替えれば、新たに納骨するスペースを作ることができる。

・散骨する
古くなった遺骨を、海や山などに散骨する方法じゃ。
場所の選定が難しいことなどから、業者に頼んだ方が無難じゃよ。

お墓を建て直す必要はないぞ!

納骨室がいっぱいになったからと言って、
新たにお墓を建て直すのは大変じゃ。
色々な方法を知っておけば、いざという時も安心じゃのぅ!


色が意味を持っているので、言葉で書かなくても大丈夫です。