Q.納骨室がいっぱいになったら?
TOP > お墓参りの困った! > 第43回 納骨室がいっぱいになったら?
A.スペースを確保する色々な方法があるぞ!
お墓には遺骨の入った骨壷を納める納骨室(カロート)がある。
ご先祖様が代々眠る場所じゃ。
しかし当然、年月が経つにつれ納める骨壷は増えていく。
納骨室にもう骨壷が入るスペースがなくなった場合、どうすればいいのじゃろうか?
スペースがなくなった時の対処法
・土に還す
遺骨を納骨室の息抜き穴と呼ばれる土が露出した部分に埋葬し、
骨壷も割って埋める方法。33回忌や50回忌をめどに、
古いお骨から土に還すことが多いようじゃ。
しかしお墓がコンクリートの上に建っている場合は土に還すことができん。
そんな場合は以下の方法があるぞ。
・ひとつの骨壷にまとめる
古い遺骨は、細かくなったり自然に崩れたりしてカサが減っているので、
まとめて骨壷に入れれば省スペースになるぞ。
・布袋にまとめる
骨壷にこだわりがなければ、骨壷から出して布袋に入れる方法もある。
骨壷よりも省スペースになり空間が生まれるぞ。
・粉骨してひとつの骨壷にまとめる
粉骨と言って遺骨を細かく砕き、かさを減らす方法じゃ。
砕くのは抵抗があるかもしれんが、宗教的・法律的にも問題は無い。
専門業者に依頼することもできるぞ。
・分骨する
古いお骨を、本山や墓地の合祀墓に分骨する方法じゃ。
残った遺骨を小さな入れ物に移し替えれば、新たに納骨するスペースを作ることができる。
・散骨する
古くなった遺骨を、海や山などに散骨する方法じゃ。
場所の選定が難しいことなどから、業者に頼んだ方が無難じゃよ。
お墓を建て直す必要はないぞ!
納骨室がいっぱいになったからと言って、
新たにお墓を建て直すのは大変じゃ。
色々な方法を知っておけば、いざという時も安心じゃのぅ!