数珠って法事・葬式で使うけど、本当に必要?
TOP > 法事の困った! > 第8回 数珠の必要性について
A.マナー・作法、故人を偲ぶ気持ちを見えるように表すためには必要と言えるのう。
家に数珠が無かったり、ありかが分からなくなって、当日慌ててしまう…そんな事は無いじゃろうか?
特に若い人は使用する機会なども少ないので、
「必要なときは家族の数珠を借りれば良いか」と考える者もたくさんおる。
若いうちはそれでも良いかもしれんが、社会人になれば、法事や葬式に出る機会が増えるので、
できれば自分用の数珠は持っておいた方が良いぞ!
数珠の必要性
しかし数珠が必ずしも必要か?と言われれば、そうでもない。
数珠も喪服も、それ単体で意味を持つものではなく、故人の死を悲しんでいるという姿勢を示すものであり、
絶対に必要なわけではないのじゃ。
だから神式やキリスト教式のときはもちろん、仏式の法事・通夜葬式の際にも、数珠を持たないことで
失礼にあたる、というわけではないぞ。
ただ、法事・通夜葬式というのは従来からの習慣があり、その習慣には数多くのマナーや作法が存在する。
一般常識、マナー・作法としては、数珠を持ち、喪服を着るというのが当然になっておる!
そういう意味なら数珠は必要であるといえるな。
もっとも大切なのは、故人を偲ぶ気持ちを「形として見える」ように表すこと。
故人やご家族のことを心から思う時間が大切なのじゃ。
数珠もその一つであるということを理解した上で、用意する必要性を感じ取ってみてはどうかな?