法事の引き出物について教えて!
A.うむ!引き出物の相場、品物、のし、水引、渡し方について教えよう!
香典返しと違うの?
うむ、違うぞ。
香典返しは葬儀の時に香典をもらった人に渡すお礼の品で、
引き出物は、法要・法事に参列してくださった方々へのお返しになる。
法要・法事の会食後に、当日参列して下さった方々に配る手土産で、
正式には「引き物」と言う。
法要については、「法事の困った!第4回 法事のタイミング」を参照じゃ!
引き出物・金額の相場は?
特にいくらと決まっているわけでもなく、地域・によっても差があるし、
法要後の会食を設けるかによっても金額が上下するぞ。
それらを踏まえて、一般的に3,000〜5,000円くらいと言われておる。
法要の引き出物は香典返しと同じで、
タオル、石鹸、シーツ、お茶、食器など、持ち帰りやすい日用品・消耗品がよく使われておる。
最近では、先方にカタログを贈り、好きな品物を選んでもらう
カタログギフトも定番になってきておるな。
のしはどうする?
法要の引き出物の掛け紙(熨斗)と表書きは、「粗供養」・「志」が一般的じゃ。
(地方によっては四十九日の忌明けの法事でお渡しする場合、
「満中陰」「満中陰志」などの場合もある)
水引
地域性があり、黒白または黄白の結び切りの水引などがある。
不明な場合は、同じ地域の年配の方などに相談しよう。
水引が印刷された掛け紙を用いても構わんと言われておる。
法事の引き出物・渡し方
普通は会食(お斎)の最後に渡すことになる。基本は手渡しで、僧侶から順に渡してく。
最近では料亭やホテルなどに場所を移して会食が行われることも多く、
あらかじめお願いしておき、席にセットしておいてもらう、ということも増えたのう。
法事の引き出物・お供えを頂いた方へのお返し
当日法事に参列して頂かなかった方でも、お供えや供物料届けてくださった方にはお返しを渡すように!
本来は直接お宅にお届けし、法事が滞りなく済んだことをご報告するものじゃったが、
最近ではお礼状と共に郵送する場合が増えているようじゃ。
直接、席に置いておく、郵送、さまざまな手段はあるが 心からの御礼の気持ちと感謝の意を込めて贈ることには変わりのないようにの!