数珠の選び方教えて!

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A.いざ数珠を買おうとしても、選び方・知っておくべきポイントなど、分からないことが多い。このダガジクが、数珠の選び方を伝授するぞい!

数珠の種類

数珠には、大きく分けて「宗派別の本式数珠」「略式の数珠」とがある。
略式の数珠とは、万能型で宗派を問わず、数珠の基本形を守ったもの。
反対に、宗派ごとの正式な本式念珠は、それぞれの宗派の教えに基づいた意味が込められており、より篤い信仰を顕わすもの。

特にこだわっていなければ略式数珠でも良いが、
ちゃんとしたものを持ちたいと思うのであれば、本式数珠を選ぶと良い。
まずは地域の特性や嫁ぎ先、身内に確認してみるのがベターじゃな。

数珠の素材・色について

宗派別の本式数珠に関しては、玉(珠)の材質にそれぞれの意味があり、
それによって決めることが多い。

ただ略式の数珠に関しては、素材に決まりはないし、色についても葬儀で持ってはいけない色はない。
だからラッキーカラーや好きな石の数珠などで選んでも一向に構わん。

値段について

安価な物から高価な物まで、数珠の値段には大きな差がある。
おおまかな価格の違いの要因は、「原材料の材質」と「生産加工の手間」じゃ。
数珠職人の技術・信頼性、アフターサービスなども関係するかの。

必ずしも高価な数珠にこだわる必要はない。一番重要なことは、本人の心じゃ。
自身の価値観に委ねられるのう。

数珠の選び方(まとめ)

まとめると、初心者の方は以下の流れで決めればよいじゃろう。
1.「宗派数珠」か「略式数珠」 を決める
2.価格帯 で絞り込む
3.玉の素材や色など、より好みのデザイン で選ぶ

数珠についての注意

他宗派の葬儀に、自分の本式の念珠で行くことは、全く問題ない。

また、パワーストーンで代用できるかと聞かれることがあるが、
ブレスレットはアクセサリーであり、仏具の数珠では、全く目的が違う!
従って数珠の代用はできん。

そして数珠には明確に男性用・女性用という区別があるので、原則は混同して使うことはない。

数珠の選び方(まとめ)

数珠選びのポイントの一つに、“愛着を持つ” ということの大切さがある。
せっかくの自分だけのお守りだから、自身の直感を大切にすればよいのじゃ。
「ビビッ」とくる数珠と出会えるといいのう。