Q.法事のお供え物、法事が終わった後はどうしたらいいの?

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「お供え物のお下がり」と言って参列者の方に持ち帰っていただくのじゃ!

A.「お供え物のお下がり」と言って参列者の方に持ち帰っていただくのじゃ!

法事の時に仏壇や祭壇に供えるお供え物。
自分で用意するものや参列者の方が持ってきてくれるものがあるが
お供えした後にどうしたらいいか迷うものじゃのう。

「お供え物のお下がり」と言って
参列者の方へ持ち帰っていただく文化があるぞ。

今回はその意味や、配り方について説明するぞ!

「お供え物のお下がり」は、仏様の力が備わった有難いものじゃ!

「一度仏様にお供えしたものを、自分たちがもらっていいの?」と
思う人もおるかもしれんが、全く問題ないのじゃ。

仏様へお渡しし、力の備わったものをいただくことで
仏様のありがたみや、生きていることへの感謝を
感じるとよいぞ。

お仏壇にご飯をお供えし
それを皆でいただく文化も、この「お供え物のお下がり」と
同じ考え方じゃ。

法事を終えてひと段落した時に
家族や友達と、故人への想いや生命への感謝を話しながら
いただくと良いじゃろう。

当日慌てないよう、事前に準備しておくのじゃ!

忙しい法事の中、お供え物をどう振り分けるかじゃが
基本的には会食の後か、お帰りのタイミングで
お渡しするのが良いじゃろう。

事前に参列者それぞれの紙袋を用意しておいて
法要の後に小分けにすれば
慌てることもなくておすすめじゃぞ。

渡し忘れがないように
一人一人に感謝を伝えながら、お渡しするのじゃ!

参列者側も、お下がりを考えたお供え物を選ぶと良いぞ!

「お供え物のお下がり」について、わかってもらえたかのう?
ここまで法事を開く側について説明してきたが
お供え物を持っていく参列者も
お下がりしやすい、個別包装になっている
お菓子などを選ぶと喜ばれるじゃろう。

その気遣いが遺族の負担を減らし
良い法事へとつながるはずじゃ!

折角多くの人が集まる機会じゃ。
皆が笑顔で生きていることに感謝できる法事にするのじゃ!