Q.法事の日取りは六曜を気にするべき?
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A.六曜よりも人が集まりやすい日を優先しよう!
法事の日取りを決めるとき、
法事の日に適した六曜の日はあるのか疑問に思うかもしれんのぅ。
大安は縁起がいい、仏滅は悪いといったイメージがあるが、
果たしてどうなのか解説しよう!
六曜とは?
そもそも六曜とはどういったものなのじゃろうか?
もともとは中国で戦の吉凶を占うために生まれたものと言われているぞ。
六曜はそれぞれこのような意味を持っているんじゃ。
・先勝(さきがち・せんしょう)
先んずることは勝利に繋がることであるという考え。
午前中は「吉」、午後は「凶」。
・友引(ともびき)
「凶事に友を引きつける」と考えられ、
不幸の連鎖を意味する。
・先負(せんぶ)
急ぎ事や公事などを行うには良くない日。
午前中は「凶」、午後は「吉」。
・仏滅(ぶつめつ)
何を行うにしても凶日とされている。
・大安(たいあん)
何事にも良い日といわれ吉日とされている。
・赤口(しゃっく・しゃっこう)
何を行うにしても凶日とされている。
六曜は気にせずともよいのじゃ!
よく言われるのが、「友引の日は仏事を避ける」ということ。
これは、故人と親しかった人も連れて行かれてしまうという考えから来ておる。
さて、このようなことをどのくらい気にするかじゃが…実は六曜は宗教に関係ない!
もともと軍事に用いる占いなので、仏教とは関連がないのじゃ。
よって日取りを決めるときに六曜を気にする必要はない。
六曜を気にするよりも、できるだけ多くの人が集まりやすい日を選ぶ方が得策じゃ。
じゃが、やはり縁起の悪い日は避けたいと六曜を重要視する人もおるじゃろう。
そういった親族の意向も大切に尊重して、みんなが納得出来るよう日取りを考えよう!