供物料はどう渡せば良いの?

TOP > 法事の困った! > 第17回 供物料の渡し方

香典同様、当日に渡すか、現金書留で送ろう。

A.香典同様、当日に渡すか、現金書留で送ろう。

供物料とは、お供え物に代えて贈る弔慰金(死者を弔い、遺族を慰める為に贈る金銭)の事で、香典と似ている部分がある。
ただ、香典は葬儀の時に渡すもので、供物料は法事等で渡すものを言っておる。
頭がこんがらがるかもしれんが、間違えないようにしよう。

次に渡し方じゃが、こちらも香典と殆ど一緒。
供物料の表書きは、宗教によって異なるが、「御供物料」「御供」は宗教を問わず使えるぞ。
ここでは受付がある場合を紹介するが、無い場合は、遺族に直接渡すのが良いな。

(1)受付でお悔やみの言葉を述べ、受付係が記帳をお願いしてきたら、記帳します。
(2)記帳後、袱紗(ふくさ)から香典を取り出し、先方から名前が読めるように袋の向きを変え、一言添えて香典を両手で渡します。
(3)渡せたら一例をし、受付の前を去ります。

場所や場合によって、記帳と香典を渡すタイミングが逆になる場合もあるから、前の人を見て、それに合わせると良いじゃろう。

表彰式ではないので、賞状を渡す校長先生のマネはやめましょう。

どうしても法事に出席できず、郵送で贈る場合は、現金書留で送ると良いのう。
現金を香典袋に入れ、表書きを供物料のそれにして、そのまま現金書留の専用封筒に入れるのじゃ。

このとき注意なのは、お詫びの手紙を添えて送ること!
何も書かずに現金だけ送るというのも、気持ちが見えず、何とも寂しいものじゃ…。

どうしても行けないとき以外は、できるだけ直接渡した方が、故人も喜ばれる事じゃろう。